声を出して遊ぼう。 | 初心者同志

声を出して遊ぼう。

【高速カードバトル カードヒーロー】 


Card heroe


【サンダー】よ、来いっ!

と、わたしは心から願っていた。


追い込まれ、打つ手もなく、次に相手の番になった瞬間、

敗北が決定してしまう私にとって、

ただ一つ、逆転し大勝利できる可能性が、そのカードを使うことだからだ。


滑るようにして目の前に配られてきたカードを、私は祈るような思いで凝視した・・・・・・!



ゲームをしているとき、私はよく声を出している。

らしい。

熱くなり、ついつい夢中になって、自然と声が出ているみたいだ。

でも、私はそれは、正しいゲームの遊び方だと思うなぁ。

だってさ、黙々と遊ぶのはやっぱり寂しいじゃないか。


この「高速カードバトル カードヒーロー」で遊んでいるときも、

そんな状況に何度も陥ることがある


「高速カードバトル カードヒーロー」とは、任天堂DS用のゲームソフト。

ゲーム内で収集し、自分用に編集したカードたちを使って、

対戦相手と戦うガードゲームだ。


その対戦中、ほとんどゼロかも知れない可能性に、それでもかける瞬間。

絶対に揺るがない、と思った勝利が、一瞬にして崩れる瞬間。

確信していたこと、確信してしていなかったことが、

みんなふいにやってきて、しかも一瞬で去っていく。


こんなことが、人生で実際に何度も起きるようだったら、

とても耐えられないけれど、これはゲームだ。


私はそのたびに、言葉にならない声を出し、

悔しいよお、とか、やった大逆転!とか思いつつ、

さらに予想できない、新しい決定的な一瞬を求めて、

ふたたびゲームをスタートする。


ただ、私の場合、少し「悔しい」と思う度合いが多すぎる気がするんだけどさ・・・・・・。

うーむ、こればかりは、これからの練習次第ということかも知れない。


風邪をひいて、スタートが出遅れた私に、同じゲームを買った、

二人の友人もまったく容赦がない。

なんだか、見たことのない強いカードを使って、

私を容赦なく敗北させようとするのだ。


「それ、まだ持ってないんだけど、一枚でいいから交換してくれないかなあ」


とお願いしたら、怒鳴られた。


「初心者が、いきなり強いカードをもらおうとして、どーする!

まずは地道に少しずつ進めることを考えろ!」


うっ、確かに、それはそうなんだけどさ。

でも、その初心者に、容赦なく強いカードを使う、お前たちだって問題あるぞ!



カードが配られてきた。

【スパーク】・・・・・・!

待っていた【サンダー】の弱体版だ

意地悪のつもりで、そのカードを使って相手を攻撃。

相手の番、私はまた敗北した。


地道て、辛いなあ・・・・・・。