苺ジャム。
新聞に、イチゴの出荷が最盛を迎えている
という記事があった。
苺の元々の旬は、春から夏にかけての間だったはずだけど
実は、一年をかけて一番出荷がされるのは、
クリスマスのケーキ需要で、12月なんだと、
以前、なにかで読んだことがある。
今出荷されているのも、
その、これからの季節向けに作られた、
ハウス栽培の苺なんだと思う。
私が小学生だった当時、通学路の途中には苺畑があった。
しかもそれは、親戚の人が所有している畑だったんだ。
帰り道、収穫しているところを、偶然通りかかったりする
こともあって、そんなときには、
出荷に耐えられない、少し形の崩れたような苺を、
親戚のおじさんがたくさん持たせてくれたりした。
よく、それを食べながら家に帰ったりしたっけ。
校則が厳しくて、見つかったりでもしたら
酷く叱れることはわかっていたから、勿論、コッソリとだったけどね。
もう一つ、記憶にあるのが苺のジャム。
親戚の家では、他にもいくつかの畑で苺を栽培していたので、
出荷できない、形の悪い苺というのが、
毎年、結構な量、出ていた。
私の家では、それを沢山貰ってきて、
そのほとんどを手製のジャムにしていたのだ。
今でも、市販されているジャムは、
なんだか甘すぎて食べられない私は、
自分でできる限り手作りするようにしているのだけど、
中でも一番よく作るのが、そんな経験もあって、
苺ジャムなのだ。
ただ、一つだけ、困っていることもあるんだ。
それは、スーパーの青果物コーナーに並んでいる、
苺たちの、綺麗すぎる形!
なんだか、グチャてつぶすのを、躊躇しちゃうんだ・・・・・・。
商品棚にズラリと並ぶ優等生な苺たちの影で、
一体どれくらいの出来損ないな苺たちがふるい落とされてきたのか、
容易に想像できてしまうだけに、
それをジャムにしてしまうことに、凄く抵抗感を感じてしまうんだ。
うーん、ジャム用に、形の悪い苺も一緒に売ってくれないかなあ。
あれば、すぐにでも買い占めるんだけどなぁ・・・・・・。