包丁を研ぐ日。
最近、包丁を研ぐのが上手くなってきた気がする。
自炊する生活をしていて、基本的に食事はすべて
自分で作ることを原則としているので、
包丁を使うのはもちろんなんだけど、
切れ味が落ちてきたときに、どうするか、というのは
これまでずっと、重要な課題だったのだ。
包丁の歯の部分に軽く擦ってあげるだけで
切れ味がすぐに戻るという、便利な調理器具だったり、
アルミホイルを包丁で刻むことで、自然と
また切れるようになるという、家庭の知恵だったりというのは、
私も知ってはいるのだけど、
できたら研石を使って、切れ味を戻すことに
こだわりたいと、ずっと思ってきた。
これって、ただの気分の問題なんだけどさ。
でも、あの、シャッ、シャッ、て小気味いい音は
何となくこちらの気持ちを引き締めてくれるだけでなく、
包丁というものの有難さを、改めて感じさせてくれるような
気がするのだ。
それで、全く不器用な手つきだった頃から、
ずっと辛抱強く、研石を使いつづけてきたのだけど、
おかげで最近、どうすればより、包丁を綺麗に研ぐことができるか、
というのが分かりかけてきたのだ。
先日、実家に帰ったときのこと。
キッチンに立って包丁を使ってみたところ、うーん、どうも切り味がよくないな。
訊いてみると、最近しばらく、研いでいないという。
む、それはいけないなあ。
ということで、私は早速、自分の腕前を披露することに。
普段から使っているマイ研石ではないものの、
なれた手つきでもシャッ、シャッ、シャッ!
すっかり見違えるような切れ味を取り戻した包丁に、
母は大感激していたのだけど、
ボソッと一言。
「あんたは、ホント、どうでもいいことから上達していくね」
ぐ・・・・・・。
こだわりがあるって、いいことじゃないかーっ!