ネコの家出。
先日、ペルシャネコと思われる野良猫を見かけた。
野良猫を見かけることは珍しくない私も、
さすがにペルシャを見たのは初めてだったので、少し驚いてしまった。
きっと以前は、わた飴のようにフワフワで、
真っ白だったに違いない毛は、
今は薄黒く汚れ、まるで台風の真っ只中を走ってきたみたいに潰れて
肌に張り付いてしまっていた。
自分から家出してきたのか、捨てられたのか。
どちらにしても、慣れない外の生活に、
かなり疲れているようだった。
そのペルシャネコは人に慣れているせいか、
私に見つけられても、しばらくは逃げることなくジッとこっちを見ていたけれど、
やがて飽きたのか、どこかに歩いて、去っていった。
ずっと昔から人に飼われてきた犬と違って、
ネコは周りの環境に対して、とても敏感で、
人間からの影響をとても受けやすい動物なんだと、なにかで読んだことがある。
たとえば、飼い主がなにか悩みを抱えていたりすると、
ネコはそれを敏感に感じ取って、
自分のストレスにしてしまったりするのだそうだ。
「最近様子がおかしいんです」
と、動物病院に持ち込まれた猫を、
どれだけ検査しても、異常なところは見つけられず、
飼い主と話してみると、ネコではなく、
飼い主の家庭に問題があった、なんてことは、
最近では本当に、よくあることらしい。
それで、ネコは体調が悪くしてしまったり、
ネコが家出を理由になることも、あるのだそうだ。
ネコを飼っているひとで、
最近、ネコの様子がおかしい、とか、
うちのネコがずっと体調を崩しているみたいだ、なんて
感じる人がいたら、
ちょっと、自分の家庭のことを振り返ってみると、
いいのかも知れない。
それにしても、
人間の世界がとても住みづらくなっていることに、
もしかしたら、人間だけが、気づいていなのいかも知れないなぁ、
なんて思うと、
少しだけ複雑な気持ちになってしまうのは、私だけだろうか。
うーむ・・・・・・。