同世代。
私は、外に出かけるとき、ケイタイ電話を携帯しない。
さらに、腕時計もしない。
もっというと、腕時計などは、持ってさえない。
自分と同じ年齢の友人たちを見回しても、こんな人間は一人もいないし、
きっと日本中探しても、そんな人は、ほとんど、いないんじゃないだろうか。
友人にいわせると、
「いないかどうかはわからないが、恥ずかしいのは確かだな」
ということらしい。
ふーんだ、私はぜんぜん平気だからいいんだいっ。
私は、そもそも何かを持って歩くのが苦手だ。
一人でただ、外を歩くだけのときは、できるだけ身軽でいたい。
それで、カバンはもちろん、携帯も腕時計も、財布さえ持たないで外に行くことが多い。
だって、このほうがずっと気が楽なんだよ。
たとえば、何か持っていると、なくしたり、落としたりする可能性があるけど、
最初から持っていかなければ、当然そんな心配もない。
ついつい、衝動買いで買い物をしてしまって、あとになって、
ああ、もっと考えてから買えばよかった、なんて思うことがよくある。
買ってみたら、別の店でもっと安く売ってて、先にこっちに来てさえいればっ!
とかさ。
でも、最初から財布を持っていかなければ、そんな心配がない。
だって、買いたくても、お金持ってないんだもん。
友人と遊びに出かけたりするときは、さすがにそんなわけには行かないけど、
一人でいるときは、何も持たずに出かけても、全然気にならない。
それで、友人などからは、
「急にどうしてもお金が必要になったらどうするんだ?」
「すぐ、人に連絡とらなくちゃいけない場合だってあるだろ?」
とよく訊かれるんだけど、そのたびに私は、
「本当にどうしても、緊急を要するような場合は、
恥をしのんで、周りに助けを求めたらいいんじゃないのかなあ」
と答えるようにしている。
別に、言葉の通じない外国に、一人で生活しているわけじゃないんだからさ。
電話だって、公衆電話みたいなものは、確かにほとんど撤去されてしまって
ほとんど見かけることもないけれど、よくよく考えてみると、
道を歩いているほとんどの人たちは、携帯を持っているはずだから、
これって、電話が歩いているようなものだよ。
いざというとき、これほど困ることのない世界もないんじゃないだろうか。
「そうか、よほど電話してきてくれる友人が少ないんだな、お前て・・・・・・」
ぐっ。
お金だって、どうしても必要なときは借りたらいいと思うんだ。
財布を持たずに、買い物に行くってわけじゃないんだよ。
お金を使う予定がなくて、ただ外に出かけるだけのときは、
財布なんて持っていかない、てだけなんだ。
それで、いきなり何十万なんて大金が、
突然必要になるなんてことはありえないだろうし、
これも、そんなに問題ないと思うんだ。
なんて、そんな話をして以来、友人たちが私といるときに、しきりに
「今日は財布持ってきたよな!?」
「ケイタイ持ってきたよな!?」
と、うるさいくらい確認してくるだけじゃなく、
なんとなく自分の財布や携帯を使うときに、私の見えないところで使っているように感じるのは、
私の気が小さいせいなんだろうか。
うーん、悩むなぁ・・・・・・。