ふきだしチャット。
PSOというオンラインゲームの中では、ゲーム中、キーボードを叩いて発言をすると、
自分が作成したキャラクターから、その言葉がふきだしとなって表示される。
一体、最初に誰がこんなことを考えたんだろう。
だって、これって、凄くすてきなんだよ。
遊んでいると、画面の中にいる私のキャラクターが、現実の私に代わって、
まるで本当に喋っているみたいに感じられるんだ。
オンラインゲーム。
特に何度かここで書いた
この、RPGと呼ばれているようなゲームでの目的は、
大抵が自分の分身となるキャラクターを成長させて強くし、
仲間と一緒に敵を倒し、その先に広がっている世界へと進んでいくことだ。
その為に、時には、チャットが邪魔になることもある。
人によっては、いつまでもお話なんてしていないで、
早く先に進もうよ、という人もいる。
反対に、先に進むことも敵を倒すことも後回しにして、
ずっとチャットをしている人もいる。
時にはそんな人たちが一緒になってパーティーを結成することもあって、
私もそんな中に入ったときは、どちらの気持ちもわかるから、困ってしまう。
だって、これって、考えてることが正反対のように思えるけど、
でも実は、どちらもその世界を楽しもうとしている、という点で同じなんだよなあ。
じゃあ、私自身はどうなのかというと、私は欲張りなので両方やるのだ。
わっはっは。
つまり、凶悪な敵を倒し、先へ先へと進みながらも、ずっと喋っている。
今倒したばかりの敵にあだ名をつけてみたり、
見えている景色について話しつづけてみたり。
攻撃のための手も動かすし、発言のための言葉もどんどん書き込む。
だから、気がつくとさっきまで周囲で一緒に戦っていた筈の
仲間たちがいなくなっていて、よく怒られたりする。
「あれ?一人いないぞ」
「ホントだ。戦力が変わらないから気づかなかったなあ」
両方やるといっても、器用に完璧にできるわけではないので、
むしろ不器用な私は、その欲張りな考え方が失敗に結びつくことも多い。
それで反省してちょっと無口になってしまったりすると、
周り人たちはすぐにその変化に気づいて、
「回線切れた?大丈夫?画面映ってる?」
わーん、私だって考え込むことくらいあるんだよっ!!
でも、心配してくれているわけだから、喜ぶべきなのかなあ、これって。
それで、元気を出してまた、みんなと戦いに行くんだけど・・・・・・、
「おーい、誰かさんが、また喋ることに夢中でトラップに捕まったぞお」
うーん、仲間て、本当にありがたいなあ・・・・・・。
