あなたに、「こんにちは」。
このネットワークの世界では、喋らなければいけない。
発言しなければ、そこにいることさえ、誰にも気づいてもらえない。
でも、たとえば、すぐ目の前に話すべき人が立っている現実の世界であっても、
喋るということは、誰かに伝わる、てことなんだ。
怖くない人がいるだろうか。
だって私たちは、いつも自分の心の内を全て晒して生きているわけじゃない。
だって私たちは、相手の心の内を全て読みとれる力があるわけでもない。
人とうまく付き合える方法なんて、私は知らない。
実はすでに大勢の人たちを自分は怒らせているのに、
私だけ、それに気づいていないのかも知れない。
それを知る本当の方法なんて、きっと、どこにもないのだと思う。
だったら、人と関わること自体をやめてしまう?
人と関わりあうことを拒否するのなんて、実は簡単だ。
自分は人と関わっている、というフリをしたらいい。
この世界にはそんな人たちが、実はたくさんいる。
どうしていいか分からない、という気持ちを隠すために笑顔を作り、
共感できるかどうか試すより、ずっと早くできるからだといって人を責め、
優しくするのは、嫌われたくない、という気持の裏返しでしかない。
それがいいことなのかどうか、何も分からないまま、
気がつくと、いつか、それが当たり前になっている。
でも、それはやはり、いけないんだと思う。
自分のことが全て相手に伝わるわけではないからこそ、
相手のことが全て伝わってくるわけではないからこそ、
だからこそ、思い違いや勘違いは、ときには誰との間にでも起きることなんだ。
それがネット上ともなれば、発言する、ということは、
現実より更に広い世界の、更にたくさんの人たちに伝わるということだ。
だから、確かに、誰でも怖いだろうと思う。
私もやっぱり怖かった。
今も怖い。
でも、自分を守ろうとしているだけの私では、いつまでも一人だ。
人とは大勢でいられたほうが楽しいに決まってる。
6年前。
私は「PSO」に繋いだ。
そして、初めて知り合った人に挨拶をした。
