雨。 | 初心者同志

雨。

えっと、小さいころは、雨が嫌いだった。

だって、大好きな体育の授業は外でできなくなるし、
学校にはあの、傘というヤツをもっていかないといけない。

子供にとって、傘というヤツはどうしても、ジャマなものだ。

小さい体には大荷物だし、他にも持っていかないといけない物なんかがあると、

もう、手に余って仕方ない。
折りたたみ傘という、お洒落なものをもっている友達が、いつも羨ましかった。


雨というのは、朝の登校をするときにはふっていても、

帰りの下校時にまでふっているとは限らない。

だから、朝起きて、思ったよりも雨足が弱々しかったり、

天気予報で「午後にはやむでしょう」なんて言っていたりすると、


「傘なんていらないんじゃないかなぁ、どうせ帰るころには止むのなら、

荷物になるだけだしさ」


と思うんだけど・

そんな、持っていくのをやめる!て、決断をした時に限って、

帰宅する時間を待っていたかのように、ひどいドシャぶりになるんだよぉ。

うっ、うっ、うっ・

どうして、雨なんてふるんだろう、と子供のときは、いつも思ってた。
雨さえなかったら、毎日はもっと楽しいのに。

でも、それから少しだけ年を重ねてみて、今は雨もいいな、と思えるようになった。
傘を持ちつづけても、疲れることのないだけの体格になったからかな。

ただ子供じみた考えを、しなくなっただけなのかも知れないけどさ。


amayadori



特に、今のような時期、朝から暑さでちょっと空気が澱んでしまっているような日。
ザザァッ、と突然、降りだしたかと思うと、そのまま去っていってしまう、

突然の通り雨なんていいぜ。


それが過ぎていったあとには、しばらく名残惜しそうに、濡れた舗装道路の上に

洗いざらいの匂いと共に、冷たくて心地いい風がとどまっていて、


こいういうときは、是非、冷房の風なども止めて、

自然の風を楽しんでほしいなあ。

人工的に作られた冷気では、決して味わえない心地よさがあるんだ。

もちろん、それは、そもそも人工的な風など、

楽しむ設備もない自分のことを棚にあげて言っているわけじゃないぞっ!

ああ、でも、せめて今年は、扇風機くらいは自分の部屋に置こうかなぁ・