○お久しぶりです

・・・えー、およそ1年3か月振りに重たい筆をとりましたなべけんです。ご無沙汰しております。

 そんなに書いてなかったカァ、という印象です。

 Twitter、現「X」はぼちぼち更新していたんですが、まとまった文章にする時間と心の余裕を捻出するのがなかなか大変で、気づけば時間ばかりたってしまいました。

 

 何してたかというと、練習ばっかりしてました。

 去年から今年の夏にかけて、コンクール受けてみたり、オーディション受けてみたり、自分的にチャレンジの期間と位置付けて、必死にやっておりました。そんな中だったので、「文章書く・・・?そんなことより練習だ!!!」というマインドが働いて全然書けない・・・という言い訳のもとサボっていただけです、はい。

 んで、この夏に一応ひと段落したということで、久しぶりに編集画面を開いてみたということです。

 今後も引き続き実力向上は目指しますが、また作文も細々続けていきたいと思います。

 

○修行の成果

 いろいろ練習したおかげで、まあ多少は楽器の方も上達したとは思います。

 技術的な引き出しも増えたし、たくさんの先生にご指導もいただいて、知識や経験値も蓄えられたと思っています。

 そんな中で、先生によって異なる教え方や方法論があったり、同じ曲でも違うアプローチがあったのは非常に勉強になりました。基礎的な部分は共通するにしても、「同じものを違う角度から見る」考え方は、奏法一つ・フレーズ1つのレベルから、新しい可能性を拓くのに非常に重要だと感じました。

 

○人間、凝り固まりやすいので

 一人で黙々と練習していると、結構ドツボにハマることがあります。

 おんなじところを何度やっても一向にできなくてイライラしたり、同じように練習しても上達を感じることができなかったり。なんか、こう、目詰まり感?

 集中が高まるが故に、脳も身体もヒートアップして前に進まなくなったそんな時、違う選択肢があるかもな、という可能性に気がつけるとブレイクスルーのきっかけがつかめるかもしれません。

 今まで知識的に獲得したもの、先生や周りの人の存在、過去の経験や伝聞、全てが自分の選択肢の候補になり得ます。いろいろ試してみる、可能性をいつも前向きに考えられれば、

 

○自分に教え直す「モード」をつくる

 でも身も心もヒートアップしてるときに、どうやって他の可能性なんか気づけるのよ、って話なんですけど、やっぱりそのままだとやりにくいので、再検証する「モード」を自分に用意してあげるのがおすすめです。

 メンタル的にはちょっと別の作業するとか、一晩寝てみるとかもいい方法だと思いますが、アレクサンダー・テクニークを学んでいる者としてはやはり「頭が自由に動いて、身体全部がそれについていく」ことを思い、自分全体の調和を取り戻すことから始めたいです。

 

今の私なりのメソッドは

(※頭が自由に動いて、身体全部がそれについていくことを思いながら)

・目的(=望み、今何をしたいか・目指しているのか)をもう一回思い出す

・今自分がしていることが、それに役立っているかを検証

・自分が開けられる引き出しを全部肯定してあげて、他にとりうる方法があるかを実験

(=実験なので、「間違い」はない!ただ実行とその結果があるだけ)

・上手くいったっぽいやつをしばらくやってみて、モノにする

 

みたいな感じですね。

 

 上手に選べるようになると何事も上達や習得が早くなるように思いますし、知識や経験が増えれば増えるほど、自分に足りないもの・学ぶべきものがよりクリアに見えてくるようにも思います。

 

 根詰めてやってる最中は「あーもうできないできないどうしよどうしよ、うわー!」ってなりやすいですが、時々そんな状態の自分を解してあげて、いろいろな選択肢が自分の中に格納されていることを思い出せると、結構上手くいくこともあるんじゃないかなと考えています。

 

〜おわり〜