日曜の夜は、つい夜更かししがちです。


だいたいの週末に、自宅でできる仕事を持ち帰っているのですよ。


だってね、仕事が結構多いんです。


裁判官って、椅子にぼんやり座っているだけで、判決でも起きてるのか寝てるのかわかんないような半眼で

「被告人を懲役1年に処する」

とだけ言ってサッと引っ込む…で、部屋でお茶をズズーっと啜る…そんな仕事だと思われてませんか?


ま、そんな人もどこかにいるのかも知れませんが、大半はね、違うんです。


結構、仕事多いんです。


で、持ち帰る。しかし週末は休んじゃう。でも日曜の夜になると「やばい」と思って机に向かう…




なんだか小学生と変わらないな…



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そんなわけで、深夜に駆け足で更新なんですが、何回か前の記事に

審判に出席する先生方へ

って話を書きました。


今回はその2なんですが、とくに中学生の審判で学校の先生が来る場合、経験上、2人も3人も先生が来ることが多かったです。


最初は、「お~」と感心しました。


だってね、少年の立場になって考えると、自分のために学校にいるはずの先生達が心配して何人も審判に来てくれたら嬉しいんじゃないか…って思ったからです。


それも、校長をはじめ、学年主任…担任…と来てくれたら、感激なのでは??




しかし、そういうケースは、実際あったのか、ちょっと思い出せません。


あったかもしれない。


でも覚えてない。



覚えているのは、校長とか教頭あたりから、生活指導、担任と3人ばかり来て、審判を台無しにしてしまうような発言をされるパターンばかりです。


そういうこと、言うな…ってことをその1の記事で書きました。


その2は、


来るのは担任だけでいい


って点です。


あのね、エライ人、いりませんから。


来てくれてよかった記憶がないです。一体なにしに来てるのか?


来る以上は、審判廷でなにかの足しになるようなこと言って欲しいんですけど。


確かに、3人とも口々に喋られると、それはそれで審判に差し支えるんです。要は「学校の意見」を言ってくれればいいんです。ここで言っていただく内容は、その1で書いたとおり、もう決まっているも同然なんですよ。それをおひとりに発言してもらうとして、ほかの先生方はその少年への励ましを支えるオーラでも出してくれればいいんです。


しかし、それさえ、出さない。


出さないどころか、エライ先生から真逆の発言を審判でされたことさえ、あります。


これは、事前に調査官から相談されていたからわかってましたがね、たまに、そういう発想の方がいる。はっきり申し上げて、われわれ裁判官にとって、その手のご意見は、まったく、なんの、影響も結論に及ぼしません。


わたしの場合は、そういう学校の先生方にその認識を改めてもらうことも意図して、わざわざ審判廷に入れたことも、ありました。



基本的に、担任おひとりでいいんですよ。


担任でなくとも、その生徒のことをよくわかっている先生であれば、いいんです。


でなかったら、待合室で待っててください…