どうも、スミーです。
気づけばまたこの季節ですよ、ゴールデンウィーク。略してGW。
我が家では「激務も終わらず」「財布もワンワン鳴いてる」ので、“ゴワゴワWEEK”と呼ばれております。
世間が「旅行!BBQ!レジャー満喫!」と浮かれる中、スミーの心の声はこうです:
「出かけても地獄。家にいても地獄。じゃあどこ行くのが正解なんだよ」
……というわけで今回は、スミー的に“意外といいじゃん”と思った穴場スポットを、GW雑感としてご紹介したいと思います。
出かけたら地獄:観光地は“人間ジェンガ”
まずは基本の“お出かけ地獄”から。
今年もGWが始まるや否や、ニュースでは「○○で人出が過去最多!」「○○高速、70km渋滞!」の文字が飛び交い、思わず遠い目になったスミー。
いや、なにそれ? 交通じゃなくて交通事故でしょ?
某有名テーマパークに行った友人が、「夢の国どころか、もはや“忍耐の国”だった」と言って帰ってきました。
アトラクションは120分待ち、トイレは30分待ち、ホットドッグ1本700円。ディズニーじゃなくてデスニーだったらしいです。
家にいると地獄:無限ループ巣ごもり編
じゃあ、今年こそは“静かに家で過ごそう”と思って引きこもったら、これまた地獄の入り口。
朝起きて、ネットニュースを見て、うとうと昼寝、起きたら夕方、でも特に何もしてない。
録画してたドラマを見ようとしても、オープニングで寝落ち。
家にいながら、なぜか“移動疲れ並みの疲労感”。
途中で「これはもしや……部屋の気圧が低いのでは?」と思って窓を開けたら、隣の家族が大声でBBQしてて即窓閉めました。肉の匂いに敗北。
スミーは考えた。「どこにも行きたくないけど、どこかには行きたい」
この矛盾。まさにGWの核心。
スミーの出した結論はこうです。
“誰も注目していない場所が、一番落ち着く”。
つまり、メディアにもSNSにも取り上げられないような、完全なる**“人間ノンブランド空間”**。
それこそが、黄金の逃げ場。そう、“ゴールデン”ウィークの“ゴールデン”な居場所なのです。
スミーがたどり着いた、意外と良かった過ごし場所トップ5
第5位:市役所のロビー(休庁日の土曜日)
「人がいない=不安」と思いがちだけど、市役所は違います。
土日は基本閉まってるんですが、なぜかロビーだけ入れるパターンあり。人はほぼゼロ。でも警備員さんはちゃんといて、ちょっとした安心感。
イスは硬め、空調は快適、静寂は完璧。
読書してると「ここ、修行僧の図書室かな?」と思えるほど無の空間。思考が研ぎ澄まされ、10ページくらい読んだら哲学に目覚めそうになります。
第4位:競輪場(レースのない日)
これ、なかなかの盲点でした。
レースがない日でも開放されてるスタンド席は、広くて風通しが良くて静か。
スミーが座ってたら、知らないおじさんが無言で隣に座ってきて、2人で遠くの山を眺めながら無言で缶コーヒーを飲むという“無言シンパシー”の時間が始まりました。
売店が開いてることもあり、「なぜか焼きそばが美味い」という奇跡も体験済み。
あの静けさと焼きそばのハーモニーは、もはや有料でいい。
第3位:大学の構内(誰の関係者でもないけど)
近くの大学、実は誰でも入れるキャンパスって多いんです。
芝生エリアに寝っ転がって、学生たちの会話をBGMに昼寝。
学食で日替わり定食500円、「安くて多くてちょっと味が迷子」な感じが逆にいい。
「この年でキャンパスライフなんて……」と思いつつも、心は10分くらい若返ります。
ただし「誰の親ですか?」って聞かれて軽く凹んだのも事実。
第2位:家電量販店のマッサージチェアコーナー
これはもはや無料の天国。
最新のマッサージチェアがずらり並び、15分間だけでも全身をほぐしてくれる。
スミーは3台乗り継ぎました。3社比較した結果、背中重視ならA社、脚重視ならB社、眠気誘発ならC社がオススメ。
ただし、店員さんに声をかけられそうになったら、「あ、実家に送るやつを探してて…」という伝家の宝刀を抜きましょう。
第1位:近所の公園の、ベンチの端っこ
王者の風格。
朝9時、誰もいない公園。ベンチに座り、缶コーヒーを開けてボーっとする。
小学生が登場するまでの数十分間、そこはまさにスミー王国。
木陰に揺れる葉、遠くの犬の鳴き声、たまに散歩中のおばあちゃんが話しかけてくる。
「今日はいい天気だねぇ」
……このひと言が、ゴールデンウィークのピークでした。
結論:ゴールデンウィークに必要なのは“余白”
みんな「何かしなきゃ!」って気負いすぎなんですよ。
旅に出る、遠出する、イベントに行く、それもいいけど、時には**“何もしないのが一番贅沢”**ってこともある。
意外と良い場所って、「そこに行こう!」じゃなくて、「なんとなく来てみたら落ち着くなぁ」で出会うものなんです。
最後に:あなたの“黄金スポット”はどこですか?
スミーは今年、“競輪場の風と焼きそば”と“市役所ロビーの無音”に心を洗われました。
来年のGWこそは、全国に散らばる「誰も見てないけど最高な場所」を地図にまとめたガイドブックを作りたい。「映えゼロ旅案内」として、出版社さん、いかがですか?
それではみなさま、どうか無理に出かけず、無理に休まず、無理に楽しまず──
ちょっといい場所で、ちょっと幸せな時間を過ごせますように。