こんにちは、スミーです!
今日は少し前に大阪で出会った、とある素敵なエピソードをお話しします。
その舞台は…大阪の街角。都会の喧騒の中、ひときわ異彩を放つ一人の男がいたんです。
長渕を奏でるお兄さんとの遭遇
その日はふらりと散歩していて、ちょっと疲れたので路上のベンチで一休み。すると、どこからか聞こえてきたんですよ、聞き覚えのあるギターの音と力強い声が…。
「Oh~♪ マイセルフ~~~!」
え、嘘でしょ!?と振り返ると、そこにはギター片手に長渕剛を弾き語るお兄さん(いや、おじさん?微妙な年齢の方)が!
その情熱的な歌声に引き寄せられるように、私は彼の近くに立ち止まりました。ギターはちょっと古びていて、ストラップもボロボロ。それでも弾く手は力強く、目はキラキラしていて、まるでその瞬間だけが世界の中心かのようでした。
長渕愛があふれるパフォーマンス
彼が演奏していたのは、まさに私の好きな「マイセルフ」。
そして次に「顔」。最後に「順子」まで披露してくれました。いやいや、セットリスト最高すぎる!と心の中で拍手喝采。
何がすごいって、彼の歌声が剛さんに似てるとかそういうことじゃないんです。むしろ、ところどころ音程がずれてたり、声が裏返ったり。でも、そんなことどうでもよくなるくらいの “魂のこもった歌声”。それが何より胸を打ちました。
ちょっと話してみたら…
思わず声をかけずにはいられなくて、曲が終わったあとに「長渕、お好きなんですね!」と話しかけてみたんです。するとお兄さん、ギターを抱えたままニッと笑って、
「好きも何も、俺の人生そのものや!」
いや、カッコよすぎるでしょ!?さらに聞くと、彼は20代の頃に剛さんのライブに行ったのがきっかけでギターを始め、以来ずっと路上で長渕を歌い続けているとか。
「桜島ライブも行ったよ」って話をすると、ものすごい勢いで握手されました(笑)。その後も剛さんの魅力について30分くらい熱く語り合いましたね。
路上の小さなライブハウス
その場には私以外にも通りすがりで立ち止まる人がちらほらいて、拍手する人もいれば、小さく口ずさむ人もいました。あの瞬間、路上が小さなライブハウスになった気がして、なんだか温かい気持ちになりました。
人それぞれの形で音楽を愛し、それを分かち合えるって素敵ですよね。あのお兄さん(いや、おじさん?)のおかげで、大阪の街角が特別な場所に思えました。
長渕を通じて広がる輪
あのとき感じたのは、音楽には人と人を繋ぐ力があるということ。
長渕剛という存在を通して、見知らぬ人と語り合い、笑い合えるのは本当に幸せな瞬間でした。
皆さんも、街角でふと耳にした音楽に立ち止まってみると、思わぬ出会いがあるかもしれませんよ。私もまた、大阪に行ったらあのお兄さんに会いに行こうと思います。次は「さよなら列車」をリクエストしてみたいですね!
それではまた次回!スミーでした!