某月某日 都内某所 三日間トーナメントの巻 その3
いいショットは打てたもののここしばらくどうも決定打のない小生しょうがないので本日の試合会場は大久保犬。今更犬本店というのもアレだが、15人に一人くらいビックリするくらいのカワイ子ちゃんがいて試合を申し込むと快諾してくれたことがあるのでついつい雀百まで踊り忘れずいと悲し。試合会場に入るも人の気配なし人じゃなくてぬらりひょんの気配ならあるよとかそういうんじゃなくてろくでもないBGMの上にし~んと広がる無音がつらい。相変わらずコートは整備されていないくて荒れ放題、人工芝のくせに雑草が生えていそうな佇まいは相変わらずで鶴のいない掃きだめは単なるゴーストタウン。ゴーストタウンといえば風にコロコロと転がっていく枯れ草がお約束だがここではカウンターの下に名物足舐め兄貴がゴロゴロ転がっていて椅子をバシバシ叩きながら無言で「ここ座って! ここ座って!」と威勢良くアピールしてくるがとりあえず一周、めぼしいのが全くいないので足でも舐めてもらおうかとカウンターに寄っていくとエサを見つけたウツボのように下からニュッと出てきて「座んなよ、タバコは吸う?」「タバコ取ってくるから」タバコを取って戻ってくるとカウンターに灰皿と雑誌が5、6冊キレイに並べておいてあるこのホスピタリティはもっと別のところに使うべきなのではないだろうかと思案する間もなく足指がウツボに食われる。結構気持ちよくて小生のラケットがおっきしちゃったのはチョッピリ内緒。以前の単機能メモ帳野郎と同じヤツかどうかは不明なれど今回は舐められながら足で乳首もつままされまして機能が一つ増えた模様秀丸までの道のりは遙か彼方ウツボはその後もちろん壁打ちで試合終了「すげえよかった」って言われても全然嬉しくない。しょうがないので会場変更階上の島崎藤村破戒へ。ここも賽の河原みたいに石が転がるばかりでウィンブルドンのセンターコートとはほど遠い趣きなれど中にはカタバミくらいの花は咲いているが所詮雑草一番奥の無間地獄を覗いてみれば亡者が騎乗位でデュースを繰り返すような濃ゆい試合が行われていたものの地獄に変わりはないのですげえ手を引かれるも慌てて逃げる。個室でずっと携帯いじってる兄ちゃんがいて「コイツこんなところで何ケータイやってんだバカ」と思いきやベビーフェイスでナイスボデーと超定番ぜひとも一戦交えたくお誘いすればサクッとご快諾専用コートでねちっこく最初は立ってボレー合戦だったのがだんだん寝技に移行そのうち「シックスナインしたい」と言われ小生大ハッスルの後チウをしながら激しく唾液のラリーに移る。お互いなかなか試合終了せずちょっとブレーク、「よくここ来るの?」の定型文から雑談へ話が弾み喫煙タイムを交えて2回戦。諸般の事情により兄ちゃんサービスを決めることができずレシーブしたくてウズウズしていた小生若干不満なるも気分は0-40(ラブフォーティー)そろそろ試合終了かな「オレ遅いから先イッていいよ」「え、そんな」「気持ちよくイッてくれたらそれでいいよ」「やさしいんだね」と痺れるようなやりとりの後「オレそろそろイキそう」「じゃあ顔にかけて」「それは悪いよ」全然悪くないんだけどオレちょっともしかして斜め上いってる?無念のうちにチウの空中戦しつつ各自手コキでほぼ同時に試合終了わがころもではつゆにぬれつつ2度目の喫煙タイムを挟みナイスゲームの礼を述べて退場かなりいい兄ちゃんだったので再試合を申し込みたいが連絡先を聞けなかった自分が不甲斐ないが小生もダブルスを組んでいる身「これはこれでよかったのかも」と久しぶりに試合後の感慨に耽る。