ある朝の出来事。 | 俺たちは神の使いだ

俺たちは神の使いだ

日々のらりくらり…ときおり激しく。
でもどこか儚い…

先日、土曜日の朝。

 

JR東海道線に、平塚からボケっと乗り込んだところ、

4人掛けのボックス席の一つに馬鹿でかいキャリーバッグを

(もはや海外旅行用のスーツケースだったが)

隣座席に乗せてるバカがいた。

 


とりあえず車内は空いてた、てのもあり

あんまり説教がましい事も言いたくないので

黙殺して、突っ立ってた。

 

とはいえ、ぼちぼちと電車も混んできた。

 

するとどこの駅だったか、一人女性が乗って来て、

そのバカ相手に気丈にも言い放った。

 

「ここの席はどなたかが来るのですか?」

 

言われたバカは多少面喰らった態度で

 

「いえ、誰も来ませんが」

 

すると女性

 

「だったら座りたいのでどけて下さい」

 

はっきりと申し立てた。

すると、あろうことかそのバカは反論する。

 

「誰も来ないけど、荷物の置き場が……

 

その時、横で聞いてたあたしがキレた。

 

「あなたね。座席に荷物置くってのは、

常識的にダメだろ?少しは考えなさいよ」

 

言われてそのバカ、渋々荷物を通路に下ろし

(それだって相当に迷惑だが)

引き続き窓側に座ろうとしやがったが、更にその女性、

 

「こちらに座った方がいいですね」

 

と、通路側と席を代わった。

 

そんな事まで「指導」されるとか、

どう見ても四十代かそこらの中年なんだが。

 

座席に荷物を置いて良いか、悪いかなんて

考えなくても分かりそうなもんだ。

 

しかも「どけろ」と言ってきたのが女性だと、

ナメてるのか、平気で反論するその態度。

 

そのバカは、横浜辺りで降りた。

それでやっと、通路の障害物はなくなった、と(笑)

 

でももう俺的には、良い歳をしたおっさんが

座席に荷物置くってのがダメな事だ、と

そんな当たり前の事も「都合よく考えて」やっちまうその姿勢とか、

指摘されても相手が女性なら言い返して反論かますとか、

なんかもう呆れ果ててウンザリして、正直ヘコんだ。

 

そんなヤツが同じ人間として存在してるのがもう、

我慢ならないって感じで。

 

そうして電車も品川あたりまで来た時だろうか。

不意に肩をつつかれ、あたしは振り向いた。

するとその女性が立っていて、

 

「助言して下さって、ありがとうございました」

 

と、一言言い、降りていった。

 

かなりヘコんだけど、その一言だけで、

救われた気がした一件でした。

 

でもま、このテの事は

このおっさんに限った事だけじゃなくて。

日常的に起きてる事なんだよね。

 

↑これなんかも良い例ですかね。

 

荷物があるならグリーン車使うとか、

人の通らない先頭もしくは最後尾車両に置いて一緒に立つとか。

方法はいくらでもあるだろうに。

 

自分の不都合・利便のツケを、

平気で他人に回す輩ってのは本当多くて。

 

スマホ見ながら、果てはゲームやりながら、

平気で歩いてるヤツなんてのも、

自分が「歩き進む」ことに関するリスクの殆どを

周囲にブン投げているわけだし(しかも自覚ゼロ)、

正直、本人がケガするのも、死ぬのも、仕方ないと思ってる。

むしろどんどん事故ってくれと(バカは淘汰されて然るべし)。

 

ただし、それに巻き込まれるのは、絶対に嫌ですし

電車が止まるのも許せませんがね(笑)

 

自分が、それをそうした事によって何が起こるのか。

周囲にどういった迷惑がかかり、無用の嫌悪感を生むのか。

そしてそれは、極力避けなければならない事なんだ、と。

 

そういう「教育」とかって、今はもうしてないんですかね。

 

まあ中高年のこういった行為は、

驕りと老いの甘えから来てるんでしょうけど、

敬う価値も無いので、さっさと他界して欲しいなと。

そんな風に感じる機会が、とても多くなってきてます。

 

人類の終末は近いんですかねぇ。

 

「その程度のことで、終末とか大袈裟」

 

それなら、いいんですがね。

 

 

 

ひろひこ

(>_<)(>_<)