大きな震災が起きた次の日の朝、
相方がラジオの情報から
近くの小学校で給水していることを知り、
急いで家にあるだけの水を入れられるものを持って
小学校に向かいました。
（当然ながらライフラインは全部止まってました）
私たちが給水に向かった時点では
まだ情報自体はまだ広まってなかったらしく、
私たちはわりとすぐに給水できて、ラッキーだったようです。
それから公衆電話が無料で使える、との情報がわかり
いそいで区役所に向かいました。
私は12日は某カルチャーセンターでの手相講座講師のお仕事、
13日はアートブライダルさんでの占い鑑定のお仕事が入っており
仕事先の皆さんの安否と仕事中断の確認をしたかったのです。
相方もまた、仕事が13日に入っていたことと、11日の仕事が途中で
投げ出さざるを得なかった事を報告しなければならなかった事の報告、
そして、相方のご両親は栃木にいらっしゃるので、
無事であることを伝えなければならなかったからです。
あいにく10円がみつからず（公衆電話自体は無料だったのですが
10円を入れないと通話が出来なかったので）
哀れに思ってくれたのか
私の前でかけていたおばさまが10円玉を1枚貸して下さいました。
（おばさまのご厚意に感謝！）
まず相方がご両親と通話し、お互い無事だったので安心したようでした。
私は仕事先などに何度かかけてみたものの、どこもつながらないまま・・・
結局電話の行列もできてきたので、何もできないまま区役所を後にしました。
帰宅途中、家のすぐ近くで救急車のサイレンが鳴っていたので
「まさか家が火事か！？」と思ったのですが・・・
救急車を呼んでしまった原因は
隣の市から必死で避難してきたけど、地震のあまりのショックに、
近くのビルから飛びおり自殺しようとした人がいたとのこと・・・。
しかし、飛びおりた下に柿の木があったおかげで、
それで体がうまくバウンドし、その方は怪我だけで済んだそうです。
他にも帰宅途中に、通りすがりの若い女の子が
今にも泣きそうな顔をして歩いているのをみつけると
本当に心がしめつけられそうになりました。
その後、家に到着し、家にある食料を食べて
一息ついた時・・・
ものすごい疲労を感じ
「本当にこういう災害って疲れるもんなんだなぁ…」と
その時になって、やっと・・・
災害がどれだけ気持ちを疲労させるか…
ぼんやりしながら実感し、布団に横たわりました。
ちなみに、この日も電気・水道の復旧は無し。
どれだけ日常が電気に支えられてるか思い知る
いいきっかけとなりました。