今日は一番最近観た「エスター」について
総評:星5!!
☆☆☆☆☆
わけのわからない悲鳴とか
気持ち悪さがあるホラーが好きではないので
ストーリー展開が良く
ダレないところや役者全員の演技がうまいところが
本当にハラハラさせてきて
最高でした
エスター役のイザベル・ファーマンが
10歳にして圧巻の演技力で
ラストのストーリー展開まで
サクサクっと進んでいきます
キャストの選抜も素晴らしく
ケイト役のヴェラ・ファーミガが
母親としての苦悩や
夫に信じてもらえない妻を
見事に演じています
なにより娘のマックス役
アリアーナ・エンジニアが可愛い
先天性の難聴を持っている役なのですが
涙するシーンで見てられない気持ちに
させてきます…
左がケイト(母)で右がエスターです。
以下、ネタバレです
始まりは病院での死産までの流れで
なかなかグロい…
結局夢なのですが、
実は現実にも死産した経験があり
それがケイトの夢に出てきてしまったみたいです
死産の後、孤児を取ろうという話になり
迎えたのがエスター
海外の映画とかドラマを見ていてよく思うのですが
孤児を家族にするのはよくあることなのかなと
日本では考えにくいような気もしますが…
いい風潮だと思うので、
エスターで養子について変な固定概念がつかないと
いいな…と余計な心配してしまいました
エスターは最初、
本当にかわいくていい子なのですが
実子たちを虐めたり、シスターを殺して
マックスを共犯者にするところは怖すぎる…
精神的な恐怖を感じました
明らかにおかしいエスターについて
ケイトが調べていると
以前ロシアの孤児にいたというのは
どうやら嘘で、いたのは精神病院でした
しかもホルモン異常で子供に見えるだけで
本当は33歳の大人の女性
その瞬間にすべてが合致します
子供たちを怯えさせたり
殺人の絵をたくさん書いたり
ジョン(父)に色気で迫ったり…
最後ジョンを殺すシーンで
子供のはずなのに大人の男の上に
乗ってナイフで刺す姿はホラーそのものでした…
マックスが難聴なのは
なぜか?とネットの考察を読んでいて
載っていたのですが
私はそんなに疑問点はなく
ダニエル(息子)に向かってしゃべるときも
ケイトが手話を使っているのが
すごくいいなと思ったのと
助けを求めたいのに悲鳴を上げられないという
シチュエーションがさらに怖さを
倍増させていたのかなと思います
それとエスターが植物園?みたいな
ビニールハウスに隠れているときに
声を出さずに「そこに隠れてて!」と
ケイトが手話で伝えるところが
今までの映画にない感じで
よかったな~と思いました
(阿吽の呼吸は現実には難しいので…)
キャストが最高な映画でした~
ちなみに、このお話は
実話がモデルになっているようなので
そちらを調べてみたら
更に面白さが増すかもしれませんね