こんにちは~。

 

友愛だけが財産である世界の旅

思い描いてみましたか?

前回の話は、

タダで泊まれるなら一流ホテル!

と、行ってみたら、

泊めてあげるけど、何ができる?

と聞かれて、

ディナーショーで世界的に有名な

ギタリストと共演することになったんでしたね。

 

皆さんなら、どうしますか?

お金を払わずに泊まるんだから、

これから作る友達に負担をかけないようにと、

安そうなホテルを選ぶとか、

歌がうまくてもプロ並みじゃないから、

何ができる? と聞かれて、

掃除とか皿洗いとか、他の仕事をしますか?

このとき何を選ぶかが、

どんな人生を

生きるかを決める ! ! ! !

そんな気がします。

 

では、前回の続きです。

ロジャーはニッコリ笑います。

きっと「歌える」って言って、

自分の顔を見たとたんに緊張しちゃう人、

たくさん見てきたんでしょうね。

「大丈夫、ぼくがサポートするから」

ロジャーには「歌える」って言える人への、

大きな信頼感があるんですね。

ロジャーの「大丈夫」で、

なんだか歌えるような気がしてきました。

少し練習して、ステージの立ち位置を確認して、

そんなふうにディナーショーの準備をしていると、

他の働いている人たちの姿が目に入って、

ちょっと歌がうまいってだけで

一流ホテルのステージに立って、

それで等価交換

泊まろうとした自分が恥ずかしくなりました。

だって、ステージの目の前で、

テーブルセッティングしているウエイターは

ロジャーの相棒、

いつもロジャーの隣でベースを弾いてる

シン・クリッツ(この人も架空の人物 名ベイシスト)だよ。

 

今日の旅はここまで。

世界一のミュージシャンだって、

いつもいつも、

音楽のことばっかり考えて、

音楽の仕事だけやってたら、

はっきり言って飽きてしまいます。

行動や考え方だって偏るし、

才能があって、広く認められている人ほど、

専門性を高くしていくと、

自分が偉くなったような勘違いが起こります。

だから自分のためにも、

自分のサービスを受ける人のためにも、

いろんなことができたほうがいいんです。

 

そして、今回も等価交換と赤い字で書きました。

歌えるよ、と言った

「財産は物やお金であるわたしたちの世界」から来た

この人は等価交換を気にしていますが、

「友愛だけが財産である世界」に暮らす人は、

誰も気にしていません。

そりゃそうです。

ロジャーが共演者として認めたんです。

それだけで充分です。

みんなロジャーを信頼しているんですね。

 

さて、「友愛だけが財産である世界」

に暮らす人たちの、

このロジャーへの深い信頼は、

どうやって生まれたのでしょうか?

よく私たちの世界では、

才能のある人、成功してる人ほど、

偏屈でわがままで、

付き合いづらい(=友達がいない)

と言いますが、

ロジャーは才能があって、

なおかつ人望も厚い、

理想的な人なのでしょうか?

そんな人、なんかウソっぽいですよね。

 

次回は、ロジャーと一緒にホテルの外に出て、

そんなことも考えてみましょう。

それでは皆さん、良い旅を~(^_^)/

フェンネルの花って、花火みたいです。

フェンネルのお料理は好きじゃないけど、

フェンネルシードは好き。