今年の択一式の特徴を整理すると、
①個数問題4問(+1)、組合せ問題(±0)
②ページ数が4ページ減った(長文化の緩和)
③史上初めて「3つの組合せ問題」出題
今後も出題されるでしょう
④今年は労働関係科目がやや難
社会保険科目が易しい
一般常識は例年通り難しい
自分の分析では大雑把に言うと、
①平易な問題20問前後
②普通~やや難40問前後
③難しい10問前後
つまり、事実上は60点満点の試験で、
普通に勉強すれば解ける問題が20問前後、
勉強しても解けない問題が10問前後なので、
上位者と下位者の得点差が縮小する
平易な問題は誰でも解けるし、
難しい問題は逆に解けない
なので、どこで勝負が決まるのか
それは普通レベルとやや難し目の問題
そこで実力の差が得点に現れます
各予備校の模試の問題の内容は、
普通レベル~やや難しい問題が多く
上下の格差が開きます
しかし、本試験は平易な問題も多く、
「合格まであと僅か、数点差、
選択式で基準点割れ」という人が異常に多い
でも、この試験は上記のように
格差が縮まるように問題構成がされている
それを感違いして、
「勉強不足で日頃の成績も悪かったけど、
実は自分は合格レベルだったんだ」
「今年は合格まで数点差だったので、
来年はちょっと頑張れば受かるだろう」
そんな人が多く、結局は毎年受験・・
ということになってしまいます
過去の数多くの受講者のデータでも、
合格する人は相当な努力(実力者)で、
日頃の答練や模試で上位に入っています
日頃勉強不足だが本試験で健闘したから
なんていう人はなかなか合格できません
特に択一式でそのような傾向が出ます
勉強が中途半端でも、
意外と選択式は好結果・・・
でも択一式は伸びない・・・
勉強が進み実力が向上すると、
択一式の点数が伸びる
しかし、選択式は下がる
上位の実力者は、
選択式も択一式も無難な高得点
そんな傾向もあります
今年の難易度から分析すると、
合格圏内者のモデル的得点は
労基・安衛 7点
労災 5点
雇用 7点
常識 5点
健保 7点
厚生年金 8点
国民年金 8点
合計 47点
つまり、47点取れば安全圏、
合格間違いなしということですね