術後二年無事経過。
まだ二年なのか、と思うことが増えた。
写真の保存先から「〇年前の今日」みたいなのが出るけど
二年前の私はドレーンの写真を撮ってた
毎晩、目の前が暗くなって泣いてしまい、ふいに用事で病室に来た看護師さんに見つかって
すぐに情報が共有されたのか、教授やちっこ先生が心配してくれたこと。
術後痛くて辛かったけど、毎日どんどん痛みがマシになって元気になっていくことを実感したこと。
元気になっていくごとに声も大きくなっていったこと。
術後の挿管での損傷で水が飲めなくて、声がしわがれて不安だったこと。
エキスパンダーが骨に当たって、痛くて何度も目が覚めたこと。
修復しているのか、ずっと眠くて寝ていたこと。
食欲はうんとあったこと。
看護師さんも先生も補助員さんもみんなすごくあたたかくて、元気にならないと、と心から思ったこと。
ここが山場だ、と思っていたのに、次から次へと山場が訪れて
「はい次はなんだ!なんでもこい!コノヤロー!」ってなっていったこと。
ドラマのがん告知シーンですごいショック受けてるのを見たら
「ああ笑 それただのはじまりだから笑 がんになったことないんだねこのドラマ作った人」とか笑えてくること。
毎日まいにち蜘蛛の糸みたいな細い髪が抜けているのを見て
「よーし 元気な太い毛になって生えかわっている証拠だぞ!いいぞ!その調子だ!」とカラ元気を出すこと。
抜けたらまたかぶればいいや、と結局ウィッグは置いてあること。
雨の日はまだ胸がうんと痛むことがあるけど、いや、エキスパンダーのときもずっと痛かったしそれよりましか、と思って納得すること。
本当はエキスパンダーの痛みを忘れかけていること。
抗がん剤のつらさは忘れないけど、思い出したくないこと。
毎日ベッドでなぜか涙がボロボロ出て、なんの感情か自分でもまったくわからなかったこと。
いまだに治療中に食べていた食べ物が、つらい記憶を呼び覚ましそうでいまだに食べられなくなったこと。
夏に髪がなくなったので、ドライヤーするたびに「あのとき楽だったなー」と思うこと。
冬になったら「頭冷たくて帽子必須だったなあ」と思うこと。
脱ウィッグの初日の緊張感すごかったこと。
ほかにもたくさんあったけど、とりあえず二年目検診は無事通過。