クリニックでの初診察

大病院とクリニックと行ったりきたりすることになったとき

あ、なんか安心。と思った。

要観察であれば大病院続きなんだろうし、

そうでないということはそうでないのであろう

クリニックは大病院のように人であふれていることもなくてうれしい

余計な病気をもらうこともなさそうでうれしい

 

看護師さんも受付の人ももちろん先生もとても感じが良くて居心地がいい。

そしてここで診てもらって「大きい病院に行きましょう」と確定診断を勧めてくれたのがここの先生。

 

「お久しぶりですね」と変わらぬ笑顔でほっとした。

男性だけどお肌すべすべ。

男性医師の肌はなぜみなキレイなのか。

 

軽い問診をして、クリニックではほぼ大病院の合間のお薬を処方することぐらいですかね

でも気になることがあったら言ってね と言われたので

薄毛とちりちりが怖いのと、熱感と冷感が交互にくるのがしんどいことを申告。

続いて触診

もう触診とかしないんじゃないの?と思ったんだけどまあいいか。

 

横になって先生が手袋して一言

「これは・・・最近の再建はすごいですね・・・きれいに再建できるんですね・・・すぐにはわかりませんね・・・」

息を呑むのがわかるぐらい驚いていた

いやまあそら乳頭乳輪残ったし、前からみたら傷はないし膨らみもあるし

自家組織再建だから肉も流れるし、知らんかったらわからんかもね

よく見たらわかるけど。

そういえば主治医以外で再建してると知ってる人がまじまじと胸を見るのが初めてだわ と気づいた

知らない人からしたらわからんってことかあ、と思いながら

でも見た目はわからないぐらいに再建されていても、やっぱり触診は触られてる感触はあるけど、分厚いウエットスーツの上からみたいな、にぶーい感覚だよなあと思いながら天井を眺める

それよりも今って触診ってまだやるんかな、でも毎回触診あるもんな

私、ステージ2でもしこりできてないんですけど、意味ありますかね?

結局しこりがどんなものかわからんままなのだけども。

 

新しい再建方法で再建した患者を診たのが初めてだったのか

先生はちょっと楽しそうだった

 

でもこの先誰かが乳がん罹患して、全摘して再建に悩んでいても

再建を勧めるか勧めないかで言ったら勧めません。

再建方法とかよりも、むしろ再建自体を勧めないかもしれない

私は再建をしてよかったと思っているけど、手放しで誰にでも再建したほうがいいとは言えない

もう一度あの日に戻れるなら、それでも私は再建を選ぶと思うけど。

 

きっと死ぬまで悩むんだろうな。

もしもあのとき、と。

私は最良の選択をしてきたと思ってはいるけど、別の選択肢を選んだ自分も見てみたい気もする。

 

戻れないし、戻らないけど。

それでも。