術後4週目

術後病理検査結果

 

まず入室してすぐに傷の具合チェック

問題なし

病理検査結果発表

主治医は目がくりくりしてかわいい以下くりこ先生

「・・・見ます?取ったもの。ホルマリン漬けなのでちょっと色があれですが。」

見てみて ダメそうなら目をそらしますので ということで画面に映してもらう

メンチカツみたいなものが並んでた

え これ?と思ってびっくりする

 

まず病理でわかったことから と くりこ先生

「センチネルリンパ節に転移がありました。これが2個中1つに転移。

 リンパ節郭清でレベルⅠ、Ⅱまで郭清し リンパ節は5個含まれていてその中には転移はありませんでした」

ということは!!!

「放射線治療はない、ということですね?」

「そうです。再建を強く希望されていたので放射線治療がなくて本当に良かった」

ふたりで顔を見合わせて うん うん とする。

「脈管侵襲なし 静脈侵襲もなしです」

これ あとで考えたら不思議 脈管静脈侵襲なしなのに リンパには転移するのか

一体どこから?

「DCISと診断されていたけれど、一部浸潤がありました 腫瘍は6mm×7mm」

小さいなあ でもしこり誰にも見つけられなかったし エコーでも見つからないのか

熟練の乳腺医でも1cm以上じゃないと見つけられないとかなんとかなにかで見たけど。

 

「続いていわゆるサブタイプです」とくりこ先生ホルモン受容体陽性

「ホルモン治療がよく効くタイプの乳がんです」

ホルモン治療として経口のお薬を10年

注射を5年の治療になると思います とのこと

「閉経前ですよね・・・10年の間に薬が閉経後のお薬に変わることもあります」

生理はどうなりますか?と質問する

「注射のお薬で強制的に生理は止まります。5年後終わった後に復活する人もいることはいます」

 

それから

HER2=0陰性

これは術前は2+で擬陽性が良く出るから必要ならISH検査をしますとのことだったのと

「HER2については術前と変わることはよくあることなので気にしないで」とくりこ先生が頷く

増殖能の数値 Ki67=6.3(低)

ちなみにKi67≦0みたいな数字でかえってきた経緯があります とのこと

そんなことある?それってがん細胞の要素を失いつつない? 増殖能だけなら普通の細胞では?

どこまでのんびり屋なんだ 私の乳がんは

 

そこでくりこ先生に

「オンコタイプdx適用になりますか?」ときいたら

ハッとした顔で 笑顔になり「なります!」とすぐにパンフレットを出してくれた

「本当はこちらからご提案するところだったけど ご存じでよかったです」と安心したようなくりこ先生

限度額認定証はだしているか確認され 130500円が限度額認定証があってもかかります、との金額提示

結果は3週間ほど 手術で摘出した組織を使うので身体の負担はないこと

「ねこちちさんの年齢やサブタイプを加味して再発リスク 抗がん剤の効き目がどのぐらいあるかがわかります

 抗がん剤をしたほうがいいのかの判断材料にもなるし、ホルモン受容体が強陽性でこれだけki67が低いと

 抗がん剤の効果は薄いかもしれない。ただリンパ節転移が1つあるので判断に迷うところをオンコタイプdxの結果をみてから決  めても全然遅くない。」

 

なんとなくモヤモヤするところもある。

リンパ節転移がある。ひとつでもある。

最初の一個だけだったけど、すり抜けてすり抜けてどこかへ行っていたら

そのふよふよと漂う癌細胞がどこかに着床して育ったら。

漂う間に免疫細胞にやっつけられるかもしれないしそうじゃないかもしれない

かもしれないに怯える それががん患者

 

再発リスクだけでも見てみたい気がする

それに年齢的にも50目前

リスクがぐんと下がる年齢にごく近い

骨髄抑制が起きたら再建手術も遅れるかもしれないし

抗がん剤でのむくみでリンパ浮腫が誘発されるんじゃないかと怖くて怖くて

オンコタイプの結果を見て 臨床リスク 医師のカンファレンス 大事なのは私の気持ち

 

後悔のない決断をしたい