中野区聴覚障害者のコミュニケーション教室。
国際手話通訳者として活躍している後藤啓二さん、
「世界から3,000人のアスリートがやってきた」と題して、デフリンピックの際の通訳活動等についてお話されました。
とても興味深い内容でした。
1)デフリンピック開催について、過去に日本から立候補したこと、あったそうです。
2007年冬季デフリンピック、一度はICSDで開催が決まったものの、開催を返上しています。
2021年にも東京デフリンピック開催を目指していましたが、コロナ禍で開催が見送られ、ブラジルでの開催となりました。
こうした過去の反省があって、今回慎重に開催検討が進められ、成功したようです。
2)ろう通訳についての理解
皆さんは
第一言語(日本語)から第二言語(英語)へ通訳するのと、
第二言語(英語)から第一言語(日本語)へ通訳するのと、
どちらが難しいと思いますか?
答えは後者です。前者のように、日本語が得意な人なら、英語で別な言い回しを工夫したりできるので、ニュアンスを大きく損なわずにより正確に伝えることができるのだとか。
ろう通訳の必要性がなかなか理解されず、聞こえる手話通訳者に任せればいいのでは?と思う人も多かったようです。
デフリンピックでは外国の手話、国際手話から通訳が必要な場面も多く、ろう通訳者の方が適していたということでした。なるほどですー。
3)選手が補聴器をはずす条件について
試合会場まで補聴器をつけたまま参加する選手もいたようです。
そんなとき厳格にルールを適用したりせず、失格処分にすることなく、柔軟に対応していたとか。
補聴機器が必要な当事者への配慮を感じる判断だと思いました。