「コーダ」のぼくが見る世界――聴こえない親のもとに生まれて

1,760円(税込)

五十嵐 大/著

176ページ 紀伊國屋書店 (2024/8/2)

ときに手話を母語とし、ときにヤングケアラーとみなされて、コーダは、ろう者とも聴者(ちょうしゃ)とも違うアイデンティティをもち、複雑な心を抱えて揺れ動く。
作家である著者が、幼少期の葛藤や自身のなかにある偏見と向き合いながら、コーダの目で見た世界を綴る。

(amazonサイトより引用)

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映画 「ぼくが生きてる、ふたつの世界」原作者による最新エッセイ。

映画のタイトルにもなった前作と共通して、筆者にとって「世界」が自分の存在に関わる重要なキーワードになっていることが伺えます。

幼少時から難聴だったオガワの場合、医学モデルの狭い視野の抽象的な「世界」から、多様な難聴者、ろう者、他の障害者と広がる視野の中で、個々に違う人の集合体、具体的なイメージを「世界」と捉えるようになってきた印象があります。

端的に言えば、昔のオガワは世間知らずのガキだった、ということか。