当事者になって障害の社会モデルを知る(日本心理学会)

 

 

東京大学先端科学技術研究センター当事者研究分野 特任助教
勝谷 紀子(かつや のりこ)

 

筆者は後天的な希少疾患で言葉の聞き取りに困難がある聴覚障害者である。2017年に病名がわかり,翌年身体障害者手帳(4級)を取得した。本誌の連載コーナー「心理学ライフ」に寄稿した際,初稿で過去のディスコミュニケーションに触れ「この場を借りて失礼を深くお詫びいたします」「やっと『説明責任』を果たせます」と書こうとした。

なぜそのように感じたのか。それを知りたくて,自分を対象にした当事者研究に取り組みはじめ,体験を説明する道具として障害の社会モデルを改めて知った。筆者の体験もまじえ当事者の視点から障害の社会モデルについて述べる。

(サイトより引用 情報元:松崎丈様)

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障害を社会モデルでとらえる意義と問題、これからについてまとめておられます。

オガワも幼時から長らく、そしておそらく現在も、医学モデルにとらわれています。

医学モデルの考え方、日本文化と根強く結びついていると思われます。オガワの情緒面を形成した部分でもあり、おそらく終生医学モデルの考え方の影響から脱することは難しいのでは?と自覚しているのです。

極力論理と理性、周囲の方の視点もお借りして、排除していきたいと思います。