『痛み止めの種類と働きの違いとは?』
よく病院で処方される代表的な薬の違いについて
①ロキソニン、セレコックス、ボルタレンなどの非ステロイド消炎鎮痛薬
よく病院で処方される馴染みのある薬で、炎症物質を増強させるプロスタグランジンの産生を抑え炎症を抑えます。
ですので、炎症以外の痛みには効果がありません。薬をもらったけど、効き目がないという場合は炎症以外の痛みの可能性があるという事ですよね。
②プレドニゾロンなどのステロイド系
プロスタグランジンを作る前の段階でブロックし炎症を抑えます。
③ノルスパンテープ、トラムセットなどのオピオイド系
脳神経系の受容体に作用し、神経伝達物質を減らし痛みを抑えます。
痛み以外の受容体にも作用するので、便秘や傾眠などの作用もあります。
④リリカなどのカルシウムチャネル阻害薬
カルシウムイオンの流入を抑え、異常な痛みだけに作用し痛みを抑えます。
⑤サインバルタ、トレドミンなどのセロトニン・ノルアドレナリン再吸収阻害薬
下降性疼痛抑制系に作用し、痛みの抑制に関与しているセロトニン・ノルアドレナリンの量を増やし痛みを抑えます。
普段、何気なく病院で処方される痛み止めですが炎症に作用するのか、神経伝達物質に作用するのかと言った違いがあります。
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