ご覧頂きありがとうございます!
そしておねだりしたら本当にいいね増えた〜お願い
感謝!お願いありがとうございます!
言ってみるもんですねぇ。


フィリピンでピラティスの資格を取ろうとした時
本当に苦労した英語。
(授業も試験も全て英語(時々フィリピノ語))
ムーブメントやその説明を聞くのは
実はそれほど難しくないのですが
(マットの資格を既に持っていたのでおおよその知識はあったので)
キューイングもそうですが
解剖学!
もうこれがほんっとーに!辛くてチーン
日本語ならば漢字でなんとなく予測がつくものも
英語だとさっぱりだし(腿の骨と腕の骨の名前が似ていたり…)
時々ラテン語とか挟まって来るし
単語の使い方が独特過ぎて
いくら単語の意味を調べても
なんのこっちゃさっぱりだったり
単語が聞き取れなくて調べられなかったり…。

repertoire(レペトワ)とか
どうもフランス語っぽいと思ったら
やはりフランス語(発音は違う)由来だったり
教科書に書いてあるわけじゃないので
意味を調べたくても綴りが分からなかったり
これは「レパートリー」の意味なのですが
repetition(レペティション・反復)と混同したり
(それは単に私が頭悪いせい)


愚痴はおいておくとして…


ピラティスに限らず
運動やダンス系の習い事をしていると
まるで「知ってて当たり前でしょ?」
という感じで繰り出されることが多い呪文。
ペルヴィスとかランバーとかスパインとか
テイルボーンとか仙骨とか腸骨とか
ラットとかハムとか三角筋とか前鋸筋とか
トゥとかボールとか拇指球とか
フレックスとかポイントとか
モビリティとかスタビリティとかモディファイとか!
ニュートラルだのインプリントだの
なんのこっちゃ?ってなりません〜?
ニュートラルなのかフラットなのかスクエアなのか
統一してよ‼️とか。
え?フレックスって
dorsi flex背屈ですか?plantar flex底屈ですか?
なんでdorsi flexのことだけをフレックスって呼ぶんですか?足の甲って前じゃないんですか?なんで甲が背なんですか⁉️どうして⁉️とかさ。

でも一番の謎はASISなんじゃないか?と。
ASISって普通に検索してもコンピュータ用語とかしか出て来ませんし真顔
でもインストラクターさんがあまりにも当たり前に話すから
それって何ですか?って
聞きづらい!


何それ?イスラム教過激派の親戚?えー?みたいな
それはISIS(イスラム国)


ASIS(エーエスアイエス)日本語で言えば
上前腸骨棘(じょうぜんちょうこつきょく)のこと。レッスンで突然じょうぜんちょうこつきょくとか言われてもは?てなるし、そもそも言いづらいからASISと呼ぶ気持ちはわかりますね

anterior superior iliac spine
の略。
これ、このまんまで
anterior(前の)
superior(上位、上級の)
iliac(腸骨の)
spine(棘、突起)

はい!ここでも早速出ました〜。
spine
フツーに考えたら

え?スパインて背骨のことじゃないの?
ほら、辞書でも「脊柱、脊椎骨」って…
って思いません??


でもspineにはとげ(棘)とか
とげ状突起、という意味もあって。



解剖学、特に骨の名前で出て来るspineは
ほぼこの意味。

脊柱とか脊椎は
spinal columnとかvertebra
と言われることがほとんどではないかな?
と思います。

逆に日常会話では背骨はspineとか
backboneと言うかな?と。


anteriorとかposteriorとか
superiorとかinferiorとかは
難しいことは一切考えないで
身体(或いはその骨)の
前側、後側、上側、下側
の位置にあるんだな!と思えばOK!



いわゆる「骨盤」は
ざっくり、
1組(2つ)の腸骨(正しくは寛骨)
仙骨
尾骨(尾てい骨)
から成り立っていて。

この図がすごく分かりやすいと思います!

画像お借りしましたhttps://shinkyuuseikotsu.com/blog/上前腸骨棘裂離骨折・下前腸骨棘裂離骨折ー突然/


寛骨がね〜ひとつの骨にしか思えないのに
部位によってみっつ名前がついてるから
ややこしい!


腸骨はいわゆる骨盤、
と思っている大きな骨の上側2/3?3/4?くらい
それを繋いでいるのが仙骨(真ん中の逆三角の骨)
それから尻尾、
座ったとき当たるお尻の骨が坐骨、
お股のちょい上の出っ張りが恥骨、
腸骨と坐骨と恥骨を合わせたのが寛骨、
全部合わせて骨盤!
って感じです。


ダウンこんなのを延々覚えてましたー

tubercleとかtuberosity とかfossaとかよく出てくる!


坐骨ischium,ischialの読み方はイスキウム、イスキアル


ちなみに仙骨はsacrum セイクラム
元々何本かあった骨がくっついたと言われています。
骨盤の骨でありながら背骨の延長でもあるような
とても大事な骨なので(私の勝手な見解)
名前を聞くことは多いのでは?







で、肝心のASIS、上前腸骨棘、はつまり
腸骨の前側の上側にある出っ張り、
腰に手を当てた時に当たる前側の出っ張りのこと!
これは本当に誰でも分かる骨。
この骨(出っ張り)の左右の位置を比べることで
身体の捻じれや歪みを判断しやすいので
ヨガやピラティスでは比較的言われることが多いのかも?と思います。(多分ですが)
ちなみにPSISもありますが(posterior以下同じ)
こちらはちょっと自己判断しにくいです。
(一応、腸骨陵を後側に辿っていくと分かると言われています)


というか、ASIS、
骨の位置は自分ですぐ分かるのですが
ポスチャーアナリシスになると
結構訓練しないと正しい判断が難しかったりします。
特に立っている時。
(授業でやった時も、みんな先生の診断に
「え?反対…じゃないの??」ってなってました)

判断のポイントは幾つもあって
中々にcomplicatedです。
上下方向の歪みと前後方向の捻じれが組み合わさると
一見逆に見えてしまったり。




ちなみに…
私は試験受けないで逃げちゃいました〜滝汗滝汗滝汗
(なので偉そうなことは何も言えません!)
英語の問題だけではなくて
色々と思うところもあり…
ん〜でもやはり英語の壁が一番かな〜うーん
あとはモチベーションを見失ったことも大きかったと思います。


途中でドロップアウトしてしまったので
これらの英語も久々に見て若干懐かしい…ねー
posture analysis
についても、過去記事もあるのですが
私も勉強し直しがてら
詳しいことを書いてみたいなー
という気持ちもありながら
中々着手出来ていません。


講習料は高いのですが
フィリピンの良いところ?なのか
カナダに本部があるこの組織の制度なのか
試験まで半年の期間があるのですが
(その間に課題をこなさなくてはいけない)
一度受けたクラスならば
無料で聴講出来るんです。
なので私は50時間のクラスも解剖学も
二度受けました滝汗
全てではありませんが…。

練習もスタジオもマシンも無料で使わせてくれて
空いていればスタッフの先生がアドバイスもしてくれたり
practice teachingの練習台にもなってくれる、
という、かなり充実の制度だったので
本当は諦めずに頑張れれば良かったのですが。
でもとても勉強にはなりましたし
そこでかなり仲良くしていただける
お友達も出来ましたしラブ
ここで得たものは大きかったです。
(私が通っていたマカティのスタジオは、でも今は閉鎖?移転?してしまったらしい。寂しい〜ぐすん
本帰国前にご挨拶に行こうと思っていたのに
コロナで行けず仕舞いで。


今年は本当に波乱続きで
年明けにノロウィルスで死ぬ思いをして
フィリピンに戻ったら火山の噴火騒ぎで
それも結構大事で(降灰の影響でマカティのモールも一時閉鎖されたり)
と思ったらコロナで
いち早く、長ーい厳しいロックダウンECQ enhanced community quarantine で。
元々本帰国の予定ではいましたが
コロナのせいでかなり色々予定が狂い、
マレーシアへもヨーロッパへも
エアもホテルも取っていたのにキャンセルしなくてはいけなくて。
ロックダウンの期間もどんどん延長されるので
いつ帰国するかかなり悩んで
最後はもうヤッツケで
「このままいても仕方ないから帰ろう!」みたいな。

お友達に会う約束をしていたのに
直前にロックダウンの噂が持ち上がってきたので
「ちょっと不安だから様子みましょうか?」
って言ったまま、
会えないまま帰国になるなんて
まさかその時は予想していませんでした。

人生本当に何が起こるか分からないものですねー。
何度も言って恐縮ですが
バイトクビになるとか住んでるところ立ち退きかけられるとか、それも2ヶ月で、とか、ねぇ。
ノロウィルスのせいで電車の中で突然噴水のように
全く苦しくなくピューと吐いてしまったのにも驚きましたが(未だに申し訳なく思っています。病原菌🦠撒き散らし行為。いわばテロ。でもまさかノロとは思わず…直前まで吐き気も別になかったし…)
やりたいことはやって
会いたい人には会っておかないと…
ってそれが制限されてしまっているのが
正に今なわけですが。


オマケですが、ポスチャーとトーンとフォームの違いなんかもはっきり認識していますか?
言っている人によって
意図していることが違っていたりすることもあると思うので
一概には言えませんが
そのあたりも意識してみると面白いかもです照れ


ダンスの場合でも
レッスンを英語で受けることが多いので
どうしてもインプットされた時のまま
ルー語的に英語が挟まれてしまったり
ピラティスなどの場合には
「それらしく/プロっぽく」印象づけるために
あえて専門用語を使ったり、
ということは結構ある気がします。
日常使い過ぎて当たり前になってしまっている、
ということもありますし
別に生徒様やクライアントさんに意地悪で言っているわけではないので
なんじゃそれ?えー?と思ったら
どんどん突っ込んで質問しちゃいましょー!


かなり余談ですが…
ペルヴィス(骨盤)と聞くと
いつもエルヴィス プレスリーを思い浮かべてしまう私です。ほら、なんか腰振っているような?pelvisをtiltしているようなイメージ…ないですか?(衣装は白のフリンジのやつでお願いします)