このところ、会社から遠~~~い所で仕事しております。
桜も満開ですな~
みなさん、桜の木の下にブルーのシートを敷いて
花見の場所取りなんぞしておりますな・・・・
それを見ると、オイラは複雑な気持ちになる
それは、今から17年ほど前になるだろうか
オイラが一番バブリーになるちょいと前の話だ
その頃はノミ屋やキリトリ屋、ハイダシ屋の手伝い
風俗店の紹介業など色々と手を広げようとしていた。
当然、業界で売り出し中のオイラは、
とにかく銭と人脈が欲しく
若さゆえ、勢いだけで仕事を回していた。
そんな時、隣の区でもオイラと同じく売り出し中の
ヨシノリと言う奴がいた。
こいつはオイラより一つ上で、業界入りは遅かったが
名前が売れたのは、オイラより早かった。
ヨシノリとは組織も違った訳だが
オイラは当然ライバル視していた。
新しいスナックや店舗が開店する時は
必ず花を出したりしたが、
ヨシノリの出した花の方が二回りも大きかった。
それをオイラの組織の連中が見て
常にオイラはダメだと叱られた。
花がデカイ=金回りがいい=人が寄ってくる=仕事が舞い込む
ということなのだ。
オイラはいつも、ヨシノリが早くパクられろと思っていた。
後で聞いた話だが、
ヨシノリは花屋の女店員を口説いて
自分の女にしていて花代は女が立替ていたそうだ。
なかなかやるの~
そんな、常に不完全燃焼な毎日を過ごしていたが
ある日、金融屋で若い衆に競輪講座を開いていた時だ
『失礼します』と金融屋に一人の男が入ってきた。
身長が180はあるだろうか、すらっとした浅黒い肌の
映画俳優のような、かなりいい男だ。
若い衆が『は~い、ご入用ですか?ご返済ですか?』
と言ったがオイラは、すぐ若い衆に『替われ』と言った。
一目見てトウシロウじゃないと分かったからだ。
オジキの大口の客だと思い
すぐに応接に通した。
お茶を出し、
オイラ 『わざわざ足を運んで頂いて申し訳ございませんが
社長(オジキ)は外出いたしておりまして・・・』
男 『いやいや、そうではなくてですね、
ぐっちゃんさんって方にご相談がありまして・・・』
は~~あ?ここに居ますけど・・・・・何か????
と思ったが、オイラの面を知らんのに相談だと?
カチコミか?と思い若い衆の方を見ると
(ビルの下には運転手が1人)という合図を送っていた。
オイラをハジキにきたのか????
なにはともあれ・・・・・
オジキの客じゃなければ・・・・と思い
対面のソファーの真ん中にドカっと座って
オイラ 『おにーチャンは 名前は無いんかい?』
若い衆が男の後ろに1人待機・・・・
男 『私、○○会のヨシノリという者です』
なに???????
コイツか!!!!!
と思ったオイラもヨシノリの顔を知らなかった。
くっそ~~~こんな奴を大口の客と勘違いした
しかも、若い衆の前で!!!!!相手の確認もしないオイラも悪いが・・・
恥をかかされたイライラで
『自分がぐっちゃんだ』と言わないことにした
というか、言うタイミングを失った。。。。
オイラ 『アイツ、今、外出中なんだけどな・・・』
と言った・・・・
つづく