おはようございます。
「ソーシャルメディアの効果的なコミュニケーション術」
安倍英和です。
このメールでは、ソーシャルメディア(フェイスブック、ツイッター、ブログなど)を活用したいあなたのために、役立つ情報(コミュニケーション術、ノウハウ、商品・サービス)を提供していきます。お楽しみに!
誰よりも分かりやすくお伝えするため、物語を採用しています。
【メンター佐原と超初心者田中の会話から学ぶコミュニケーション術】
田中さんは、メンターである佐原さんとの会話を通じて、彼の会話の流れにはいくつかの特徴があると感じていました。
たぶん、それが、彼の人を動かすコミュニケーション術のポイントだと思うのですが、それが具体的には何なのかは分かっていませんでした。
例えば、アドバイスについては、
佐原さんは、実はめったにアドバイスをしません。
メンターなのだから、もっとアドバイスをしてもいいと思うのですが、佐原さんの方から積極的にアドバイスしてくることはめったにないです。わざとそうしているのか、何か理由がありそうです。
・・・
■アドバイスの効果的なタイミングとは
佐原のコミュニケーションには特徴があった
たいていは、田中が悩んで、佐原に助けを求める形で会話がスタートするが、佐原から、すぐにアドバイスすることは少ない。
佐原がしていることは、まずは、田中の話をじっくりと聴くこと。
ひたすら、じっくりと田中の話を聴いてくれる。
適度に相槌が入り、話をどんどん促してくれる。
そして、その後に、佐原が質問してくる。
田中は、佐原の質問に答えて、話しているうちに、どうすればいいかが、おぼろげに見えてくることが多い。
そして、会話が盛り上がるだけでなく、会話が終ったあとに、自然と行動している自分がいた。
過去3か月間、まったく行動できなかった自分が、なんで行動できたのか、田中は自分でも不思議だった。
まだ、その理由ははっきりとは分からないが、たぶん、佐原が使っているコミュニケーション術の効果だろう。
佐原との会話の中では、佐原の質問に促されて、
「まずこれからやってみます」
と、思わずと宣言してしまうことが多い。
そうすると、
次回、スカイプで、会話するときに、
「すいません、忙しくて時間がとれなくて、まだ、具体的な作業はやっていません」
そんな言い訳をするのが嫌なので、やらざるをえないという気持ちになるのだと思う。
なぜ、佐原は、自分にこんなに影響力を与えられるのだろう?
どうしたら佐原のように、人を動かすことができるのだろう?
それも、無理やり指示命令するのではなく、自然な会話を通じて。
田中は、どうしても、その秘密を知りたくなった。
なので、二つ返事で、このコミュニケーション術のセミナーへの参加を申し出た。
続く・・・
★今日のワンポイント
あなたは、普段から部下や後輩にアドバイスをしている方ですか?
部下や後輩はそのアドバイスを受け入れて、新たな行動を起きていますか?
会話の中では、
「分かりました、試してみます」
と、部下は言うかもしれません。
でも、本人が納得していないかぎり、そのアドバイスは実践されることは少ないです。
逆にあなたが部下の立場で、上司からのアドバイスがずれていたこと、ありませんか?
多少ずれていたとしても、上司のアドバイスは断りづらいですよね。
つまり、上司のアドバイス、イコール、指示命令に近いことが多いということです。
実は、アドバイスするタイミングが非常に重要です。
まずは質問して相手に考えさせる。
さらに、相手が気付いていないことがあれば、そのことを指摘する。
ただし、アドバイス一歩手前で止める。
これはフィードバックというスキルです。
あなたの行動はこんな風にみえていますよと、鏡の役割を果たしてあげます。
ここまで、会話をすすめてきて、
なかなか相手からは答えが出てこない
そして、相手もアドバイスを求めているなら、
このタイミングで、アドバイスというカードを切ることが
最も効果的なタイミングになります。
