発した言葉と

示す素振りに

ソノヒトが重なり


撰んだ過程と

過ぎ去った日々に

ソノヒトを窺う



互いの稜線が交わる度に

影に見る

互いのソノヒトに

心を違える



土より生まれ

ヒトトナルヤ

深海の紺碧にアラワレ

蒼空を志す



アナタの血肉と成り

骨と成りて

ヒトトナル



ヒトノコ等よ


『妄執だエゴだ』と

汝悲しむ事勿れ



ソノヒト無くシテ


アナタハ


ヒトニ


ナレナイノダカラ















取引先での法事を終えたのが夜の11時頃。


挨拶も早々に深夜の山道を独りひた走る。


ナビも効かぬ山中の事

追ってくるヘッドライトさえ見当たらない。



30分程後


やっと見付けた僅かな明かりに吸い寄せられる様に

ロードサイドの小さな喫茶店へ。



蔦の這う外壁が雰囲気たっぷりなのが気掛かりだが

贅沢は言えない。



不釣り合いに重い…黒い木製のドアを開けると

これまた不釣り合いに明るいベルが『チリリン』と出迎え…




『いらっしいませ』


所謂『メイド』を彷彿とさせる

ヒラヒラのついたエプロン姿の

スラリとした店員が出迎える。






『…?』





彼女は何故か躊躇している風で

わたくしを見る目の焦点が若干…


正確にはわたくしの『隣』辺りを見つめている…






しばしの沈黙の後


彼女は私の眼を見つめながら…







『…  何 名 様 で し ょ う か …』








…はい?


『隣に何名』?





ダ レ ガ 見 エ タ デ ゴ ザ イ マ シ ョ ウ カ (^^ゞ