PHASE:0『機密』
非常にデリケートな部分であり不心得者に漏洩されるのだけは避けねばならない。裂けたとしても…口が。


PHASE:01『苦悩の朝』
どうにも『それ』を思い出せ無い。大切なもの程失ってから気付く。いつも目覚めを共にしたにもかかわらず。


PHASE:02『突入』
業務を盾に正面よりまかり通ってカウンターにおし…押し入りドロアーのキャッシュを1円単位まで正確にカウントする。周囲に気付かれぬ様、後ろ姿でモジモジしてみる。挙動不審。


PHASE:03『君の名は』
『それ』はスピーディーという表現が的確である。強くなるというイメージは誇大広告でありコマーシャリズムの倫理について考えさせざるを得ない。


PHASE:04『カウントダウン』
押す事さえ躊躇う。もはや一刻の猶予も有りはし無い。


PHASE:05『乳白色』
喉まで出かかっているその名を叫ぶがいい。本当に『それ』が欲しいならば。存分に、たっぷりとかければいい。底無しの渇望。


PHASE:06『受付』
手近な病院に転がり込む。若く美しい看護士は紙と鉛筆を差し出し有無を言わさず『書け』と言わぬばかりに目で物言う。


PHASE:07『メモリーズ』
テクスチャ、スメル、ビジュアルの順で記憶が蘇る…『その名』を求めて言語野のシナプスが音をあげて繋がり始めた。今まさに謎は説き明かされる。


PHASE:08『欲望』
フッと筆が止まる。若く美しい看護士は私の躊躇いを見透かす様に『どうしたんですか?』『書きにくい部位なんですか?』『何処が痛いんですか?』と甘美な言葉で苛む。もう限界だ。我慢出来ない。


PHASE:09『グランドクロス』

記憶の海から蘇りしその名

羞恥心はある種の快感へと変貌を遂げる

『ねぇ~何処が痛いのかしらぁ~』

若く美しい看護士の責めに耐え切れずに

心と記憶が紡ぎ吐き出したその名は…










『…シリアル』

『?』


『尻アル!』



はい

臀部はとってもデリケート故

大きな声では申せませぬ

しかも

語尾が『怪しい中国人』アルよ

大家的屁股也重要

再見(^^ゞ