踵を返した。
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ご意見ご感想お待ちしています。商いと戦い
「どうなってる?」
まだ戦闘は始まっていなかった。ポロシャツ 人気
それでも一応途中経過を聞こうと誰にでも無く言葉を放った。
状況。
イルムガンドだった存在が二倍ほどに膨れ上がって淡く光る人型になっている。
だるまみたいだった体は幾分かスリムになっている。
出来の悪い巨人のような姿。
そして手にはブッ倒れたチームメイトであろう肉体を握っている。
破損が酷く死んでいる事は一目瞭然だ。
巨人の口周りを見ても何が起こったか、何となくはわかる。
「アレが動き出しました。手始めに腹ごしらえをしていた所、学生が止めに入った。今はそのような状況ですな」
躊躇いもなく人を食う。
イルムガンドは、少なくとももう彼の意識を残していないように思える。
意味のある声は今も無いし、与えられた指示があるのか、ただ暴力衝動のままに動いているのかは不明だ。
ジン達は舞台の上にいるイルムガンドに対して戦闘態勢を取っている。
でも若干だけど全員から躊躇いと言うか迷いを感じる。
チームメイト、つまり同じ学校に通う仲間を食ったイルムガンドに対して何か怯えに似た感情も抱いたのかもしれない。
「学園側から戦力は出てないの?」
「今、出てきました」
識が答えてくれる。
言葉の後、もう一つの控え室に繋がる廊下から紫の服に身を包んだ一団が出てきた。
凄い趣味だな。
紫って。
十名ほどの彼らが、ジン達を見る巨人の背を杖で指し詠唱を始めた。
人数は少ないけど、それなりの実力者なのか?
それとも、他の場所での被害が思ったよりも大きくて人が回せないのか。
その辺りは巴に頼もうか。
「巴、街の被害状況を大体で良いから把握して報告して欲しい。出来る?」
「お任せを」
戦闘が始まった。
ジン達はまだ警戒態勢のまま参加していない。
様子見みたいだな。
まさか、学生にいきなり戦えとも言われてないようで観察を主にしているようだ。
紫の一団は全員が魔術師。
杖装備してるし、魔術の詠唱もしているから間違い無いだろう。
……バランス悪。
「識、手伝え」楽天 レディース
「わかりました」
巴の問答無用の協力要請に識が頷く。
識は土属性が得意だ。
風と土はどちらも調査を得手としている。
二人が協力すれば状況は割と早く判明するだろう。
席に座って頬杖を突く。
戦況を眺め、もう一度取るべき手段を考える。
「あらあら、魔術師があそこまで近付くなんて何を考えているんでしょう」
澪が実況してくれる。
実際、学園の戦力があれだけって事は無いだろう。
この学園都市ははっきり言って戦闘経験の無い都市だ。
戦いが無いからと防備にかけられてきた費用を他に転用しているなんて噂も聞く。
それでも、虎の子の兵力は所有している筈。
特に学園祭の期間は各国からの来賓も多い。
万が一に備えはするだろう。
大国から来ている連中だって護衛や多少の兵力は持ってきたり備えたりしていると思う。
問題はそれで足りるかだ。
もしも不足するなら確実に僕らが出ないといけない。
出れば、魔族との交渉が難しくなる。
「面白いですわ、あの怪物。基本四属の魔術の内三つを実質的に無効化しています。ヒューマンを混ぜこねただけみたいな出来損ないにしてはよく出来ています。単なる副産物か、そこまで見込んでの事なのか……」
ふうん。
澪の言葉に下を向いていた顔を起こした。
基本四属ねえ
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