晩冬のおしまい | ワビとサビ

晩冬のおしまい

「女に対してすることは3つしかないのよ」

そうクレアはあるとき言った。

「女を愛するか、女のために苦しむか、女を文学に変えてしまうか、それだけなのよ」


ロレンス・ダレル「ジュスティーヌ」


これは、絲山 秋子の袋小路の男の冒頭の書き出しにあった言葉なんだけど、これを読んで上手くいえないけど凄く心に残った言葉なんだ。自分にも好きな人がいるんだけどね、好きではあるけど深く愛するわけでもなければ、苦しむのも中途半端、文学には、想像力がないから無理。そんなわけで、自己嫌悪。結婚してる人を好きになってしまったので読んだ本も袋小路なら自分も袋小路、洒落にならんですわ~。カレカノくらいなら、


「恋愛は自由じゃないんですかーー!!」


って強奪するとこだけど婚姻という契りがあるとその壁は厚く高いですね。これ以上深みにはまらないようにしようとおもう。

其れが自分の、みんなの為だよな、って思うんだけど、やっぱ感情って割り切れないですね、心底切ない。


まあ、こんな日記書いてると不思議の国の住人チックですが、来週から、社会復帰のめどが立ちました。

明るく元気に頑張ります。