変わらないもの | ワビとサビ

変わらないもの

会社もお盆休みに入りいつもよりのんびりペースで生活しています。

とはいえ、もともとがのんびりペースですので、伸びきったゴムのようなだらしない感じではいけないと思う。具体的に何かを、というものはないけど心の片隅に、のんびりしすぎない、という言葉を留めて盆休みを過ごしていこうと思います。


今日は入院してる祖母のところへお見舞いに行きました。一人暮らししている家(今は入院してるから誰もいない家)にいって窓を開けて風を通す。築ウン十年の祖母の住宅は結構好きです。上手くいえないけど、いるとほっとする。祖母の家の窓を開けながら窓の外の景色を見る。子供の頃は連休があると隣町にある祖母の家に泊りに来た。窓辺で少しだけ物思いにふけると子供の頃に戻ったような錯覚に陥った。子供の頃は天井や引き戸の木目が夜中に生き物の顔のように見え怖かったりした。そして、そのころはまだ祖父もいた。ともあれ祖母の家は自分が小さいころからあまり姿かたちを変えないものであり、そういうものはどこかほっとする、落ち着けるのだ、そしてそういうものは世の中には少ないように思う。

仏壇の前に母とお盆の飾り付けをする。線香をあげ祖父に近況を心の中で報告、保母のタオルやら肌着をもって病院に移動。


祖母はまあ、思いのほか元気です。初めての入院生活ですが、人の世話やいたり、相変わらず口は達者。リハビリ頑張って日常生活に早く戻れるといいなぁ。急な生活環境の変化などからのボケも心配しましたがどうやら杞憂に終わりそうだ。