お肉 | ワビとサビ

お肉

仕事が終わり帰宅する。

夕食は両親も仕事があるので一人で済ますことが多い。居間のテーブルを見ると書置きがある。


「鍋に肉が煮てあるから丼物にして食べてください。  母」


腹ペコの僕は台所に行き鍋を開けました。そこには糸こんにゃくとたまねぎが煮てあった。よくよく目を凝らしてみると多少肉もないこともない。けどなにかが、寂しかったです。お肉…


まあ、給料前だしな。粗食は長生きの秘訣というし。


味の方は抜群だった。粗食であれ手料理が食べれることに素直に幸せを感じた。次はお肉を食べる幸せを感じたい。そう思った。