日本マウスピース矯正協会から新たに製作が始まったエースライン、成人用のマウスピース矯正装置です。従来の矯正学の手順に沿い、5-5のディスクレパンシ―を基準として、6番の咬合関係は変化させずに、前歯部の審美性を求める治療法です。拡大と言う考え方をそれにプラスして、審美性を求める場合、相当な症例にまで適応が可能ですし、期間も短縮します。

矯正治療に何を求めるのか、建前は別にして、現状は多くの患者側も、治療側も、審美性、美容整形の一分野と考える方がいいでしょう。

Sakura Form等のように、容貌観の審美性にまで拡大し、同時に新たしい装置であり、Sakura Formの進化系の装置のように、積極的に健康に関与すると言う、考え方はまだまだ一般には広がっていません。

臨床の場ではこのAcealignはいろいろなパターンで対応でき、患者側の要望に沿いながら、歯列と言うのか口元の審美性を高める事が出来るので利用しやすいように思えます。どんどんとでてくる日本マウスピース矯正協会の装置も、医院側の基本的な考え方に合わせた利用をしてゆくためと考えた方がいいように思えます。医院側が何を求めるのかどの方向を志向するのかにより装置の種類も装置の利用の仕方も変えてゆくことが必要であり、そう考えると装置の多様性は大変有意義なものと思います。

これまでの様な歯を移動する、と言うだけの考え方ではなく、歯科医療が多様性を持ち、h場広い医療マーケットを持つ時代なのでしょう。