共有のない人生 | まいすとれーじ

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資料置き場

私は物心ついた頃からすでに、誰かと時間を共有したくないという性質を持っていた。

だから異常なまでに孤独にこだわった。


「ぼっちこそ正義」

長年このスローガンと共に生きていた。


でも、その生き方が人間の本質ではなかった場合、いつかコミュニティを形成しなければいけない時期が来る。

人は一人では生きていけないという事を、これでもかと学ばされる修行のような時期が。


社会と隔絶して徹底的に一人を追求する時期と、コミュニティに所属して社会的動物として群れの中で生きる時期。

両方経験したけれど、共有のない人生は人間として生きることを放棄した、ある種の悟り的人生であったと今は思う。