プロフィールにおける防衛機制 | まいすとれーじ

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最近、SNSをやるようになってから、気付いたことがあります。

 

それは、プロフィールにADHD、アダルトチルドレン、社会不適合者、HSS型HSP、統合失調症などの言葉を書いている人がとても多いことです。

 

例えばTwitterなら、プロフィールのアカウント名の@以降に、わざわざこれらの言葉を入れているのです。

 

 

例えば「かず@明るくなりたい社会不適合者」みたいな感じです(笑)

 

最初に見た時は「え?」と思いました。

 

でも掘り下げていくとある事に気付きます。

 

 

実はプロフィールに、このようなネガティブな言葉を入れてしまうのも防衛機制なんです。

 

こういう言葉で予防線を張って、「自分は傷つきたくない」アピールをしながら、必死に自分を守っているんです。

 

同じ性質を持った者同士を集めたいのなら良いですが、そうでない場合、だいたいネガティブなプロフィールはマイナスにしか作用しません。

 

 

そして、自分が持っているパーソナリティを、自分を守る手段として利用している限り、そこから一生抜け出すことは出来ません。

 

言うなれば、「私は社会不適合者なんです」という言葉を盾にして、“私は弱いから攻撃して来ないでね”アピールをしているということです。

 

 

“私は人間関係が不得手だから安易に近寄らないで”とか、もっと別のメッセージがある場合もあります。

 

で、問題なのは、こういう事をやっている時って、もの凄く疲れるんです。

 

 

生きづらさから抜け出す最初の一歩は、自分の認知の歪みを味方につけない、利用しないことです。

 

これは無意識にやっているので大抵の場合、本人は気付いていません。

 

 

自分を守るためには膨大なエネルギーが必要で、そのために常に無駄なエネルギーロスが発生しています。

 

それがいつも疲弊している原因です。

 

 

私はこの一年間、真面目に認知行動療法を続けて、生きづらさは全くなくなりました。

 

その経験から人にもオススメしていますが、ほとんどの人はまずやりません。

 

辛いとか言いながらも、今の自分でいた方がラクだし、何らかのメリットがあるからです。

 

 

 

むしろ、自分は一切変えずに外側の環境を変えようとする人ばかりです。

 

トルストイの名言「誰もが世界を変えたいと思うが、誰も自分自身を変えようとは思わない。」

 

本当にその通りだなと思います。

 

 

どれだけ外側の環境を変えようとも、付き合う人や仕事を変えようとも、その環境に適応するのは自分自身である。

 

という当たり前のことに気付くのに、私は20年もかかってしまいました笑い泣き

 

 

自分を変えないままどこに行っても、結局そのダメな自分がいつも存在する。

 

ようやくその罠から抜け出した気がします。

 

 

SNSの使い方も人それぞれなので、「社会不適合者の人集まれー!」っていう目的で使ってるなら、プロフィールにこの言葉は入れてもいいんです。

 

でも、自分を守るために、防衛機制として使っている場合は注意してください。

 

さらに認知が歪んで、自分のセルフイメージがどんどん壊れていきます。

 

 

ちなみに私はFacebookでこれと同じことをやっていて、

 

・ネット上で友達を作りたくない

・安易に人と関わりたくない

 

という思いが最初からあったため、全く人を寄せ付けない気持ち悪いコラムを書いて、いいね!やコメントが常にゼロという偉業を成し遂げました(笑)

 

 

誰からも反応されないって、逆に難しいんだぜ\(^o^)/

 

Twitterとかは、いいね!が付きやすいので、頻繁にいいね!をされますが、他の媒体はまだ様子見で、恐る恐るやっています。

 

なので、プロフィールで無意識に予防線を張って、防衛機制をしてしまう人の気持ちが痛いほどわかります。

 

 

ということで今回の記事は、自分への注意喚起も含めて書いてみました。

 

自分の人格の歪みを利用している限り、一向に改善の道が開かない。

 

これは知っておくといいと思います。

 

 

ちなみに、私が過去に見た中で一番面白かったプロフィールは「@親子でクローン病」です。

 

自分だけならまだしも、親子で病気アピール。

 

多分この人、一生クローン病治りません(笑)