2021年を振り返って | まいすとれーじ

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今年は本当にとんでもない一年でした。

2021年がスタートした時、私は体調不良でほぼ寝たきりの状態でした。

原因不明の体調不良で倒れ、身動きを取れなくされ、このまま死ぬのかな?と頭をよぎったこともありました。


人生で3回死にかけて、まさか4回目があるなんて、そんなまさかねと思いましたが、それはまさかではなく、多分今年に起きた出来事は、今までの人生の中で最も辛い出来事でした。

「試練」ではなく「生まれ変わり」

文字通りそんな一年だったのではないかなと思います。


倒れてからしばらくして、体調不良の原因が幼少期からずっと抑圧、放置してきた、自身の生きづらさから来るストレスであることがわかり、まさか心の問題で倒れるなんて、全く想像もしていませんでした。

私は元々ストレス耐性が高く、痛みにもめっぽう強く、ましてや若い頃から「心がない」「何を考えてるかわからない」「ドライで冷たい人」と言われることで有名でした(不名誉)。


しかし、幼少期からずっと抱えていた人格の歪み(生きづらさ)というものは、その人の体内にずっと潜伏し、それは生涯消えることなく、ある日まるでタイミングを計ったように閾値を超え、そのしんどさが表面化してくるのです。


長年放置していた親の呪縛が倒れた原因だと分かった時、やはりここに手をつけずして、死ぬことは出来ないんだな。

人生の残り時間を考えた時、最優先でやるべき事は、自分自身を立て直すことなんだなと強く感じました。


そしてこの一年、ひたすら内観を繰り返し、自分自身と向き合い、膨大な量の記録を付け、親の呪縛を一つずつ外していきました。

まさか、自分の人生が親の呪いで形成されていたなんて、気付いてすらいませんでした。

なぜなら、ずっと楽しく幸せで、運の良い人生だったからです。


呪いを解くうち、人間の本当の姿、生きる目的、人生で一番大切なもの、そして人が病む極めて人間的なメカニズムなどが色々分かってきました。


「私は親に利用されていたのか」

多分これに気付いたのが一番ショックでした。


到底教育とは呼べない厳しさの極地に置かれ、確かに一人で何でも出来るタフな人間には育ちました。

世の中の流れとは常に逆行し、確固たる真理を追い求めて、少なくとも安易でバカな人間にはならなかった自負はあります。


でもその一方で、私はとても大切なものを失った。

「目の前にあるものを全力で楽しむ心」です。

常に感情より理性が優先され、社会の群れからは離れて、世の中を淡々と諦観し、決してみんなと戯れようとはしなかった。


まぁ、それは今でもそうなのですが(笑)

でも一年強かけて、徹底的に行ったオーバーホールで、今まで抱えていた生きづらさは跡形もなく消えてなくなりました。

ずっと失っていた自信も自己肯定感も自尊心も、全て自分の手で取り戻しました。


本来なら、30歳で死んでいたはずなのに、まさかこのためにあの時助かったのか?

その答えが一つずつ紐解けて、本当に人格丸ごと変わってしまった一年でした。



しかしもう、二度とこのような試練はごめんです。

私は波風は大嫌いなのです。


これだけやってもまだ気付けていないことはたくさんあり、残っている課題もたくさんあります。

来年も引き続き、オーバーホールをしつつ、その記録をまたブログに書いていきたいと思います。

万人に役に立つものではありませんが、ごく一部の私と同じようなパーソナリティを持った人には、目からウロコ的な勢いで、たくさんの気付きがあると思いますので。


さて、クリスマスの日に方々で耳にした「いい子にしてないとサンタさん来ないよ!」というセリフ。

親ってこうやって、自分の都合で子供を利用して、コントロールするんですよね。

条件付きの歪んだ愛情。


「いい子にしていたら愛してあげる」

「プレゼント欲しいなら黙って言うことを聞け」

世の中の親は無意識に、こんな刷り込みばかりやっています。


それは人類が幸福から遠のくわけだよね。

親がみんな歪んでいるんだもの。

 

 

結局何が正しいのかなんて、わかりません。


ただ、歪みがなくなることで、自分の求める感覚がハッキリとわかるようになり、それを信頼できるようになりました。

 


今までも自分の感覚だけを頼りに、正しいと思う道を進んできましたが、これからはその感覚をより強固なものにしたいと思っています。


呪われた自分をすべて捨てた2021年。


間違いなく、今後の人生を大きく左右する、貴重な転機の一年となりました。