
最近、施設内でもネタがなく、書こうと思ってることを勉強してるだけで全然書けない……。
とんでもない遅筆……。
ならば本日のネタというものをやってみようと思いました。
私は学生時代、塾講師をしていました。
授業のスタイルとしては3人の生徒さんに対し先生ひとりの個別指導タイプ。進学塾の看板掲げてますが、実質学習塾でしたね。
この手のタイプの塾って先生が文系だろうが理系だろうが関係なく授業を持たされることもしばしば。
私、国語と社会で雇われたのに、理科と数学の先生になってました。おかしいな。
でも所詮は高校入試レベル。大して難しい訳では無い……。ただ恐ろしく計算が出来ないので、理論は教えてあげられても計算をやってあげることが出来ない、できても電卓片手に試算しながらというぽんこつっぷり。
そんな先生でしたが、生徒からは人気のある先生だったと自分では思ってます。
さて。
障害福祉従事者のブログなので、ここからはその方面にちょっと絡めて行きましょつ。
私の受け持ちの生徒さん達はとにかく癖が強い。もちろん普通に個性が強い生徒さんも多かったですが、LDやADDとハッキリ診断されてる生徒さん、グレーゾーンな生徒さん含め私を希望する、あるいは会社側から面倒見てあげてと固定にされた生徒さんが多い時は6人ほどおりました。塾の生徒さんはそんなに大きな町ではないので、80人ほど。
普段は先生の教えられる教科でランダムに授業が組まれます。がしかし、小学生の生徒さんはできれば女性の先生がいいということが多く、そういう生徒さんの固定もあったので、私固定はその6人を含めると10名ほど。いや、多すぎるがな……。
これ、当時の社員がめんどくさいこと全部私に押し付けてただけで、社員が変わり、一気に固定の生徒たちでこだわりのない生徒さんは、教科別にほかの先生の授業も受けるようになったのでむちゃくちゃ楽になったというのはここだけの話。
で。
まぁ悩むわけですよ。当時福祉の経験もなければ、障害のある人と関わりはあれど勉強を教えるって言うこと自体初めてでしたので。
一部の保護者は我が子が勉強についていけないことにむちゃくちゃ焦りを感じてて、理不尽な要求をされたり、それに対して社員と中途契約社員が頓珍漢な返しをしたもんだから、現場の私が火消しに回ったり。我、アルバイトぞ?
そもそもとして。
お母さん、お子さん分数の計算で躓いてるんだからそんないきなり割合の計算ができるようになるわけないでしょ?!
確かに教え方が下手くそなのかもしれませんが、出来ないものを1日2日でできるようになるなんてお母さんも思ってないでしょ?!
週一のお稽古程度の通塾で国語も算数も飛躍的にできるようになるなんてムリですから!!
と心の中ではボヤいていたものの、生徒さん自身はとても素直で真っ直ぐで、なにより一生懸命だったので一コマ70分という短い時間の中で、計算テスト・躓いた単元の復習・今学校でやってる内容の演習を行ってました。これが限界でした。
でも保護者の要求は「文章問題を解かせろ」「予習をさせろ」なんです。
出来ていないのに先に進ませることは私には出来ませんでした。
ゆっくりでいい、何か一つでもできるようになること。例えば感じが上手に書ける、音読が上手に出来る、出来なかった分数や小数の計算ができるようになる。そういうのを積み重ねていくことこそ、その生徒さんに必要なものだったと今でも私は思っています。
結局いつまで経っても成果がないということでその生徒さんは社員巻き取りとなりましたが、程なくして退会されてました。その頃には塾に来なくなりましたしね。無理やり授業が進むからしんどそうな顔してました。
結局。
民間で勉強をするということは、生徒さんの成績はノルマとなり経済活動の一環になります。
保護者からのクレームは減らされるよう努力されます。
そこに生徒の意志、現場の方針なんて関係ありません。
とはいえ、公的現場でも教員にそこまでの余裕は無いです。1人の遅れている生徒のために特別授業を……なんて素敵ですが、実際それが出来る先生はどれだけいるでしょうか。やりたいと思っていても、できる先生は多くはないです。
こんな競争社会のなかで保護者があせる気持ちもよくわかる。
だけど、その子の気持ちを誰も汲み取れず、みんなが悲しい思いをしたそんな私のアルバイト時代のお話でした。