たまたま見たテレビの話です。

お時間の許す方はおつきあいください。




童話作家の方が出ていました。

クジラを飼う少年の話。

(童話です、からね。)

その本にはからくりがあって、表紙をとると、

「クジラを飼いたい人は連絡ください」と、住所が書いてあるんですって。





ある男の子が手紙を書いてきました。

「ぜったいに嘘、に6ドル(だったかな?)賭ける」と。

で、返事がくるんです。彼に。

「法律の改正によりクジラを送ることができなくなりました。代わりに、クジラくんに、留守電にメッセージを残すことができます」と。電話番号つきで。

男の子は、それから(たしか)4年間の間に、(たしか)25回、電話をかけるんです。

そのうちの数回の内容を、聞かせてくれました。





例えば、
男の子の自己紹介。

例えば、
「学校が始まって忙しかったんだ。クジラの君には学校はないだろうけど」。

例えば、
「用事はないんだ。ただ、メリークリスマスが言いたかっただけ」。





温かな気持ちになりました。

真実と嘘の狭間のお話です。





幼い頃、本が好きだった自分を思い出しました。

子どもだって、真実と嘘の狭間はわかる。




でも、楽しいでしょ、ソレに乗るの、は。





なぜ、よい本は秘密の扉なのか
why a good book is a secret door





NHKで放送されたTED、3/11のオンエアでした。
(内容は、もっと深いものですよ。)

記憶に残る夜になりました。




大人になっても、秘密の扉を見つけたら、開けてみたいですよね?

そして、いくつになっても、秘密の扉をみつける好奇心は持っていたい。






そういえば6年前、私が開けた扉は、ビーズバランスのワークショップという扉だったのかも。

あのときは、まだ、秘密の扉でした。

開けてよかったと思っています。




失礼いたしました。