『 RTOCS 』より 第3回:RTOCSの進め方② 分析フェーズに進む | BBT大学院

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※以下は、2018年5月9日にメールマガジン【MBAホルダーの視点/Season2】で配信した記事の抜粋になります。

 

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【1】BBT大学院のMBA科目のエッセンスで学ぶ!
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大前研一学長科目付随のケーススタディ「RTOCS」より
「 RTOCSの進め方② 分析フェーズに進む 」
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BBT大学院の学びの中心となるケーススタディ、「RTOCS」。一般的なMBAに見られるような個別科目に付随しているケーススタディでもなければ、MBAの基礎科目を習った後に応用演習として取り組むことを想定しているものでもありません。

「必要な知識を学んでから問題を解く」のではなく、「どうしても解きたい問題があるから、MBAの数々の知識を学びたくなる」という、本来あるべき学びの姿を実践し、ビジネスの第一線でこそ使える力を徹底して鍛えます。

BBT大学院の真髄、「RTOCS」でどのような力がつくのか? その本質とは?
どのような教育メソッドなのか、BBT大学院の修了生の方に紹介していただきます!


※「RTOCS」を2.5時間で体験!
▼MBA検討者限定【問題解決思考】ワークショップ・セミナー5/29(火)開催
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※2018年春期単科生の募集は締め切りました。秋期募集は6月初旬開始予定
▼単科生制度についてはこちらから
http://bit.ly/2KJJeBI


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科目名 : 「RTOCS」~大前学長科目『経営戦略論』他
担当教授: 大前研一 教授
執筆担当: 村西 重厚 さん / 2015年3月 MBA取得
第3回 :  「 RTOCSの進め方② 分析フェーズに進む 」
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以下のように、4回に分けてお伝えしている、
「RTOCS(Real Time Online Case Study)」への取組み。
 ①お題発表~情報収集
 ②分析
 ③本質的問題の発見?解決策の立案
 ④提出資料の作成?学長回答との比較

前回は、「①情報収集」について、TIPS含めてご紹介をしました。
今回は収集した情報の「②分析」についてご紹介をします。



¶ 分析の第一歩はファクトからメッセージを抽出すること
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ファクトの収集が一段落すると、分析フェーズに進みます。
RTOCSにおける「分析」とは、収集した情報からメッセージを抽出し、一定のグループに分類後、本質的問題を捉える、ということになります。

例えば財務データの推移から、
・自社の売上は伸びているのか? 減少しているのか? 横ばいか?
・利益は出ているのか?
・経営効率はどの様に変化しているのか?
などを読み取ります。

ここで注意すべき点は、「ファクトと仮説を混同しない」ということです。

例えば、目の前に過去5年間、売上データが毎年5%ずつ減少している棒グラフがあるとしましょう。

ここから導き出せるメッセージは、
「過去5年間、売上は減少傾向にある。」
ということ<だけ>です。

この棒グラフだけから導き出す良くないメッセージの例として、
「近年、経営体力が落ちている。」
「市場の競争が激化している。」
などが挙げられます。

これらのメッセージは、売上の変化からだけでは抽出できません。他の財務諸表のデータや、競争環境などの情報とあわせて、はじめてこのメッセージは成立します。すなわち上記のメッセージはファクトを踏まえた「仮説」ということになります。

ファクトの調査段階では、様々な情報が雑多に入ってくるため、分析フェーズに入るとデータからこのようなメッセージが頭に浮かびますが、結論を急がず、ファクトに忠実に向き合うことが重要です。

いろいろ言いたくなることはぐっとこらえて、1つのファクトからは1つのメッセージを抽出する習慣をつけておくと、その後の方向性を見誤ることが少なくなります。



¶ 王道は3Cから。どんな会社?事業領域は?
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様々なファクトからメッセージを抽出したら、それぞれのメッセージを一定の法則に従い、グルーピングを行います。グルーピングとはファクトから抽出したメッセージを、一定の共通項でくくる、という作業です。

ここで、便利な共通項として「3C」をご紹介します。

3Cとは、
・自社(Company)
・競合(Competitor)
・市場(Customer)
の頭文字を取ったもので、事業会社の競争環境を俯瞰的に理解するために優れた概念です。

事業会社について、WEBで収集した情報を3Cに当てはめると、例えば以下のような分類ができるでしょう。

<自社>
財務情報、企業が発表したプレスリリース、メディアに掲載された社長や社員のインタビュー

<競合>
自社の同種の商材を扱っている会社の財務データなど、自社と同様の情報

<市場>
経済メディアの記事や、シンクタンクの調査データなど

入手した情報をこの様に分類し、自社、競合、市場毎に「一文」にまとめるのが良いでしょう。説得力のある的確な表現に挑戦してみましょう。

注意点として、3Cは常に万能ではないということです。取り組むテーマや収集した情報によって、括り出せる共通点は異なってきます。

例えば過去のRTOCSでは、自治体の首長や、一国を担う首相・大統領として課題に取り組むケースもありました。

このような場合は、3Cで分類するよりもPEST(政治、経済、社会、技術)の4つの視点で分類したほうが状況をつかみやすいかもしれません。

様々なグルーピングを試してみて、取り組む課題に最も適切なものを選択することも重要です。

さらには、RTOCSに取り組む皆さんが、独自の切り口で分類を行うことも可能です。

分析の初期段階では、既存のフレームワークにとらわれず、集めた情報に向き合って純粋に分類することから着手することもおすすめです。



¶ 財務分析はしっかりと行う
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自社や競合の状況を把握するために、もう少し深い分析を試みてみましょう。

客観的な情報として、財務情報が挙げられます。これは事業形態に関わらず、会社組織の状況を測るには共通の指標だからです。

上場会社の場合は、WEBで有価証券報告書(有報)を参照することができます。有報から得る情報は自社の状況を把握するには宝の山です。さらに有報を参照する際は、直近のデータだけでなく、過去のデータも入手し、変化を捉えるようにしましょう。

有報を分析する際は、アカウンティングの知識があれば、より様々な指標を見出すことができます。

ちなみにBBT大学院では入学後、はじめに取り組む講義が「アカウンティング」となります。これはRTOCSでの分析に役立つ科目という視点もあります。

例えば、営業利益、総資産回転率、ROA、ROE、EBITDA、などを自分で計算してみるのも良いでしょう。

最近は投資系のメディアなどで各指標を参照できますが、自分の肌感覚として活用できるまでは、エクセルなどの表計算ソフトを活用して自ら計算することをお勧めします。

これにより、表計算ソフトの使い方に習熟することもできます。

また、競合会社も上場企業の場合、同様の分析を行ってみましょう。同様の商品を扱っていても、驚くほど財務指標が異なっていることがあります。それらを比較することにより、自社の財務上の強み、弱みを把握することができます。



¶ 本質的問題を定義する
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自社・競合・市場ごとにまとめた文章から、最終的には「本質的問題」をまとめ上げてみましょう。

こちらも1つの文章でまとめることが理想です。

例えば
「自社の本質的問題は、市場が変化する中、競合は○○の手法で対応しているが、新しい対応ができていないことにある。」
というような形が望ましいです。

前半で収集した様々なデータから意味を抽出し、その意味をまとめ上げる。
これは以前のメルマガでお伝えした「問題発見」のプロセスでもあります。

自分がリーダーとなっている組織の本質的問題を見つけ出して下さい。


今回は分析について、ご紹介をしました。
次回はエアキャンパスでの議論について解説します。



[ 執筆担当 / BBT大学院修了 村西 重厚 さん ]

▼村西さんのMBA体験記「ロールモデルズ」はこちらからご覧いただけます
http://bit.ly/2K6icU8


今回の記事で取り上げた内容は講義のほんの一部を切り取ったものです。
皆さんの日々のビジネスシーンに「エッセンス」としてご活用いただければと思います。

※2018年秋期単科生の募集は6月初旬からスタート予定です。


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▼ メルマガ講義録はココにアーカイブ!【BIZTIPS】
連載中の『 RTOCS 第1・2回 』など、
読み直したい記事はこちら! ⇒ http://bit.ly/2I7CeNw
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【2】数字で「旬」を掴む! 今週は…【 1000 】
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 これは一体何の数字!?   ヒント: おいしくなった!
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先週配信したメルマガで予告した、今週の数字の選択肢は、

1.「青汁はまずい」はもう過去? 市場規模は●億円台に急成長
2.5月5日はこどもの日! 37年連続減少のこども(15歳未満)の数は●万人
3.あのWiiに迫る好調さ、Nintendo Switch! 2年目の目標販売数は●万台
でしたが…

●正解1.「青汁はまずい」はもう過去? 市場規模は1000億円台に急成長

皆さんは「青汁」と聞いてどんなイメージを持ちますか?
「苦い」、「まずい」、「青くさい」とイメージをする人が多いのではないでしょうか。

そんな青汁ですが、実は市場規模が10年連続で拡大しています。

健康産業新聞によると、2017年の青汁製品(グリーンスムージー含む)の市場規模は1082億円。青汁とはいっても、乳酸菌入りの青汁、グリーンスムージー、フルーツ青汁などのヒットが市場を牽引しているそうです。

確かに、「グリーンスムージー」や「フルーツ青汁」と言われると、コンビニなどでもよく見かけるし、たまに飲むこともありませんか。

かつて90年代のTVCM(悪役商会の俳優、八名信夫さんが出演)で流れていた「まずい!もう一杯!!」の印象が残っている人にとっては、「まさか、あの青汁が、そんなに成長しているとは!?」と思うかもしれません。

青汁は90年代のTVCMの影響があったころは、「野菜不足を補う」健康食品商材として、中高年層を中心としたヘビーユーザーに定着していました。それが、20~30代女性や子供へと需要のすそ野が広がっていきました。

「まずい!もう一杯!!」のCMキャッチコピーで知名度を上げた会社がキューサイ(福岡市)ですが、現在は「はちみつ青汁」が主力となっているとのこと。また、キューサイの原料を使用したコカ・コーラシステムの飲料「ミニッツメイドおいしいフルーツ青汁」は、女性の多い職場などにある自販機に導入されて堅調に推移しているそうです。

「まずい!」から「おいしい!」変わったことで、飲用層・飲用頻度・飲用機会が広がり、市場が拡大したというわけです。

もしかすると、青汁以外にも、これまで「まずい」と思っていたものが「おいしい」に代わることで市場が一気に広がる商材があるかもしれません。
ちょっとした事業機会の発見になる可能性がありそうですね。

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2.5月5日はこどもの日!37年連続減少のこども(15歳未満)の数は1553万人
3.あのWiiに迫る好調さ、Nintendo Switch!2年目目標販売数は2000万台


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●次週の数字予告 ⇒⇒⇒ 【 22 】
次のうちのいずれかが答えです! 次号の正解発表をお楽しみに!

1.「父の日」の約2倍! 2018年の「母の日」の市場規模は●億円
2.潜伏キリシタン 世界遺産へ! 登録されれば国内の世界遺産は●件に
3.フリマアプリ市場が急拡大! 2017年市場規模は対前年比約●%増加
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▼ 数字で「旬」を掴む!はココにアーカイブ!【 BIZTIPS 】
 ⇒ http://bit.ly/2I2MkmI
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