藤原洋のコラム

 去る2020年10月22日9:30~11:00 『6G実現に向けて動き出す!見えてきた課題と新しい世界』をテーマに、ポートメッセ名古屋で、[名古屋]ネプコン ジャパン セミナー2020の特別講演として、私と株式会社NTTドコモの中村武宏氏(執行役員 ネットワークイノベーション研究所 所長)とで、プレゼンテーションを行いました。

 中村氏は、『5Gの高度化と6G』と題し、モバイル通信キャリアの立場から5Gおよび6Gについて、どのようにネットワークを作り、どのようにサービス提供をするのか?という立場でお話されました。

 一方、私は、『Beyond 5Gに向けた日本・世界の取り組み』と題し、5Gおよび6Gに関する総務省の電波政策に関する有識者会議の構成員として、5Gおよび6Gネットワークの最大ユーザーとしての、5Gおよび6G対応のインターネット・データセンターをいかに構築し、いかなる産業向けに新サービスを提供するのか?という立場でお話させて頂きました。

https://reed-speaker.jp/Conference/202010/nagoya/top/?id=INWN

 

[名古屋] ネプコン ジャパン とは?

 ものづくりの中心地 名古屋で開催されるエレクトロニクス開発・実装展で、エレクトロニクス機器の多機能化・高性能化を支える世界最先端の電子部品・材料や製造・実装・検査装置が出展。
 最新技術の導入・比較検討のため、エレクトロニクス、半導体・センサ、電子部品、自動車・電装品、航空・宇宙などのメーカーが来場します。また、[名古屋] オートモーティブ ワールド、[名古屋] スマート工場 EXPO、[名古屋] ロボデックス -ロボット開発・活用展、[名古屋]スマート物流 EXPOの3つの展示会が併設されており、ネプコン ジャパン セミナーには、合計4つの展示会の参加者が来場し、熱心に視聴されました。

  • [名古屋] オートモーティブ ワールドとは、自動車業界における先端テーマの最新技術が一堂に出展し、自動運転、クルマの電子化・電動化、コネクティッド・カー、軽量化など、自動車業界における先端テーマの最新技術が一堂に出展され、自動車メーカー・自動車部品メーカーとサプライヤーの方々が参加します。
  • [名古屋] スマート工場 EXPOとは、製造業IoT、AI、FA/ロボット による製造革新展で、スマート工場実現のための、IoT/AIによる遠隔監視/予兆保全/見える化ソリューション、デジタルツイン、FA/ロボット、生産管理システムなど最新技術が一堂に出展され、工場関係者・生産・製造部門の方々が参加します。
  • [名古屋] ロボデックス -ロボット開発・活用展-とは、ロボットユーザー、ロボットメーカーのためにある場で、産業用ロボット・アシストスーツをはじめ、センサシステム・グリッパなどの周辺設備、ロボットの開発技術やAIまでロボットに関する製品・技術が出展されます。

●私のプレゼンテーション概要

 5Gに続く6Gに向けた取り組みが始まったこと、超高速、超低遅延、超多地点同時接続性能が、どう向上し、どのような世界が拓けるのかについて述べさせて頂きました。次に、日本および先行する北欧、米国、中国など世界でどのような取り組みがなされているのかについて述べました。

 今年3月、いよいよ国内で5G(第5世代移動通信システム)の商用サービスがスタートしたが、世界各国ではすでに昨年からサービスが開始しており、日本は、特許取得、基地局シェアで、大きく出遅れている。この遅れを取り戻し、さらに世界の先頭に立つために次世代の通信システム“6G”の国内開発を進めるべき時であることを強調させて頂きました。

 私自身は、5Gの電波政策にずっと関わってきましたが、5Gの次世代となる「Beyond 5G (6G)」の総合戦略を策定するために総務省が主催する「Beyond 5G推進戦略懇談会」の有識者会議において親委員会と作業部会のメンバーを務めており、どのような戦略を立案したかについてお話しました。

 一貫して、5GおよびBeyond5Gに基づくモバイル通信システムをいち早く導入することが重要であり、このことが、日本の社会と経済が国際的に勝ち残っていくための重要な基盤と位置づけ、社会と経済の発展に役立てていきたいという想いで、事業展開していることについてお話しました。最後に、今回は、Beyond 5Gの国内導入を推進し、首都圏中心の経済活動を地域分散させることによる「地方創生」がゴールであるという視点に立って、「5Gがもたらす未来社会」について述べさせて頂きました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

2020年10月28日
代表取締役会長兼社長CEO
藤原 洋