野球人生初のサヨナラ打を放ったソフトバンク・今宮健太選手
高校時代の今宮健太選手
○ソフトバンク３－２オリックス●（１４日・ヤフオクドーム）
苦境のチームを救った「人生初」のサヨナラ打は、１５日に迎える２２歳の誕生日の前祝いでした。先輩たちからもみくちゃにされたソフトバンクの今宮健太選手は「たまらんすね」と満面の笑みを浮かべました。
オリックスの先発西投手との相性を考慮され、下位から５月８日以来の２番へ。「積極的にいく」と２－２の九回２死一、二塁でも思い切りいきました。速球自慢の平野佳投手に対し「真っすぐに負けない」とバットを指１本分短く持つ。読み通り、初球の１５０キロの直球を捉え、一、二塁間を破りました。
高校時代は長距離砲でしたが、４年目を迎え「本塁打はいらない」とつなぎに専心。全員のウオーミングアップでは一番大きな声を出して先頭を走り、練習から試合同様のダイビングプレーをいといません。チームの元気印は「２２歳になっても、全力プレーで、もっともっと努力する」と変わらぬ姿勢を誓いました。