プロ野球巨人や、米大リーグのヤンキースなどで主軸としてプレーした松井秀喜外野手が現役引退を決意しました。
「本日をもちまして、プロ野球人生に区切りを付けたいと思います。20年間、応援してくださったファンの皆さんに感謝の気持ちを伝えたくて記者会見をしました」と、引退を正式に表明。日米20年の現役生活を「最高に幸せな日々だった」と振り返った。
松井選手は今季、所属先が決まらないまま開幕を迎え、レイズとマイナー契約したのは4月30日。メジャー昇格は5月29日のレッドソックス戦で、いきなり2ランを放ちました。
しかし、期待された打撃は振るわず、34試合に出場して打率1割4分7厘、2本塁打、7打点にとどまり、7月25日に戦力外通告を受けました。オファーを出す球団はなくシーズンを終えました。今オフも新たな所属先を求めていましたが、有力とされたアストロズからも声は掛からず、日本球界復帰も含めて、その去就が注目されていました。
1992年秋にドラフト1位で巨人に入団。日本では本塁打王、打点王を各3度、首位打者を1度獲得。2003年にフリーエージェント(FA)で巨人から米大リーグに移籍しました。ヤンキース、エンゼルス、アスレチックス、レイズで計10年プレーしました。
09年にはヤンキースのワールドシリーズ制覇に貢献し、日本人選手で初のMVPに輝いた。とはいえ、06年に骨折した左手首に加え、両膝の故障もあり、直後にエンゼルスに移りました。
大リーグ通算成績は1236試合、1253安打、打率2割8分2厘、175本塁打、760打点。日米通算では2504試合、2643安打、打率2割9分3厘、507本塁打、1649打点。