27日午前の東京株式市場は、円相場が1ドル=85円台後半まで下落したのを好感して買いが優勢となり、日経平均株価は3月27日に付けた今年の最高値(1万0255円15銭)を9カ月ぶりに更新しました。日経平均の午前終値は前日比140円13銭高の1万0370円49銭と3日続伸。東日本大震災が起きた昨年3月11日以来、約1年9カ月ぶりに1万0300円台に乗せました。
円安に加え、安倍新政権がデフレ脱却に向け積極的な金融緩和と大型補正予算案編成に取り組む方針を示したことも株高の支援材料となり、自動車などの輸出関連株や金融株などが軒並み上昇しました。