「由佳さん、お疲れ様でした」
女子投てきの室伏由佳選手(ミズノ)が23日の全日本実業団陸上選手権(福岡・博多の森陸上競技場)を持って第一線から退きました。
世界でも例が少ないハンマー投げと円盤投げでの2種目挑戦を貫き、ハンマーで2004年アテネ五輪、円盤でも世界選手権に出場しました。
しかし負担は大きく、相次ぐけがや婦人科系の病気とも戦う厳しい競技生活でした。
今大会も6月の腰椎手術を経て挑み、最後の試技では「投げられ幸せにじんと来た」と言ってました。
競技終了後には父・重信さんから花束を贈られ笑顔を見せていました。