フィギュアスケートのグランプリ(GP)シリーズ第6戦、ロシア杯は26日、モスクワで女子シングルのフリースケーティング(FS)が行われ、ショートプログラム(SP)トップの浅田真央選手(中京大)が118.96点でFSでも1位となり、合計183.25点で優勝を飾りました。SP2位のアリーナ・レオノワ選手(ロシア)が合計180.45点で2位に入り、浅田選手とともにGPファイナル進出を決めました。SP3位のアデリナ・ソトニコワ選手(ロシア)が3位に入り、SP6位の今井遥選手(日本橋女学館高)はFSも6位で総合6位に入りました。
浅田選手はNHK杯と同様、冒頭はダブルアクセルにする演技構成で臨みました。トリプルルッツや後半のダブルアクセルで着氷が乱れるなどいくつかミスが出ましたが、演技構成点でトップの得点をマークし、FSでも1位で完全優勝。2008年のNHK杯以来のGPシリーズ優勝で、3季ぶりのファイナル進出となりました。レオノワ選手は冒頭に3回転-3回転ジャンプを決め、後半にミスはあったがまとまった演技を見せました。レオノワ選手は2009年以来2季ぶりのファイナル出場。今井選手は序盤にジャンプのミスが続きましたが、後半に立て直してスケートアメリカから得点を上げました。
GPシリーズのポイント上位6人が出場するGPファイナルは12月9日(日本時間10日)からカナダのケベックシティで開催されます。
<主な順位>
1位:浅田真央(日本)183.25
2位:アリーナ・レオノワ(ロシア)180.45
3位:アデリナ・ソトニコワ(ロシア)169.75
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6位:今井遥(日本)154.76
<GPファイナル進出者>
エリザベータ・トゥクタミシェワ(ロシア):スケートカナダ優勝、エリック・ボンパール杯優勝
浅田真央(日本):NHK杯2位、ロシア杯優勝
カロリーナ・コストナー(イタリア):中国杯優勝、エリック・ボンパール杯2位
鈴木明子(日本):スケートカナダ2位、NHK杯優勝
アリッサ・シズニー(米国):スケートアメリカ優勝、エリック・ボン―パール杯3位
アリーナ・レオノワ(ロシア):NHK杯3位、ロシア杯2位