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家族の空間

母の膝関節手術のため、付き添いで病院へ来ています。

人口膝関節置換術という術法だそうです。

それは、変形あるいは破壊された膝上及び膝下部分を切除して、あらかじめ本人用に作られた金属の人工関節をはめ込みます。

MRIで撮った画像をスイスへ送り、そこで作られたものです。

この関節一つが500g、2つなので計1kg。

母曰く、「こげん重たかなら、歩けんとじゃなかですか」と、先生へ訴えかけます。


生まれて72年、入院の経験はほとんどありません。

手術に至っては、初めてのことです。

普段は血圧の低い母ですが、検査のたびに驚くほど上がります。

食事ものどを通らないようです。

「肚ばくくらやんたい」と口では言うものの、不安なのでしょう。

それでも「体力を落としたらいかん」と、運動も欠かさず食事もとっています。


主人である父を若くして亡くし、幼い私たち3人を育てたのですから、とても気丈な母だと思っていました。

やんちゃだった私は手術台に6回乗り、50針以上の縫い傷があります。

そんな私をたった一人で、どんな想いで見守っていたのかと思うと、今さらながら情けなく思います。


朝7時半に食事をとり、10時からは絶食。

点滴は2本目なので、「腹いっぱいやろうだい?」と聞くと、「うんにゃ、腹減った」と。

「ほんなら、もう一本おかわりせやんたい」と伝えると、笑いよります。

兄妹3人と母だけの空間は、幼い頃を思い出させてくれます。

さぁ、あと一時間ほどで手術が始まります。

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