彼があの人と結婚すると宣言してから、私まったく何もかけなくなった。

だって、意味わからんも。

でも気弱な自分がいけなかったと思うよ。

告白もできずずっと黙っていたし、

不器用で素直ではないし、

彼のことになるとすぐ意地悪くなっちゃう。

これじゃ、好かれる以前に、

うまく一緒に同じ空間にいられるかが大問題。


「これが妻です」と紹介されるとき、

私幻覚みたかと驚いた。

それでもすぐ友達づらかぶって、

明るく面白く振舞った。

えらいでしょう。


うわ、本当はワンワン泣きたいよ。

何年間も片思いしてた人がこんなにあっさり人にとられるなんて、

恥かしくて何もいえなくなった。


私は全ての言葉を一気に失った。

今は地味な仕事に打ち込んでいて、

すべてを忘れようとする。

もちろん彼のことは祝福を捧げた。

やさしい彼は確かに素直で元気のいい女が相応しいかもしれない。

未練はないけど、悔しさ正直ある。


私はもう二度とこんなことを味わいたくない。