ひさしぶりに実家に帰ってゆっくり走ってみた。

絶対忘れことのない風景がいつの間にか記憶から遠のいていく。

中学時代の友達は各自のことで忙しくしてまだ一人も会えていない。

しばらく一人で思い出を手探りで当ててみた

当時の彼が教えてくれた道を一人で歩いた。

二股かけられて分かれたけど、

彼に対して悪い感情は芽生えてこない。

自分にはすごく腹立った。

どうしてこんなにも気抜いたのだろう。

人より倍に優しくされても、倍より愛されている証拠にはならないのに、

固く信じて疑わなかった。

男の優しさは大体ごまかしの成分が高いことがお陰でわかった。


本当に愛し合うことは、

何もかも自然で、自由で、

それ以上もそれ以下の優しさやら冷たさはない。

でも若かった自分にはわかるはずがなかった。

ただ甘やかされて、目を閉じて信じるだけ。

真実を知ったときもすでに遅い。

でもきっと悪いことではないと思う。

これは成長ということなのだ。