ホームレス小学生4
継続こそ力である。
今でも仕事場の自分の席の斜め後ろに
新品の伊藤博文の500円札と
父親の写真を飾ってある。
なぜ500円札なのか?子供の頃、父親と2人で腹を減らして
今はおかげさまで好きなものを
好きな時にたいがい食べれる。
食い物を金で我慢することはまずない
といい切れるだろう。
道を歩いている時に500円札を拾い
パンを買ったことがある。
子供の頃、母親は何度か父親の暴力に耐えかねて
妹を連れて家を出たことがある。
その度に俺は父親を一人残すのがいやで
父親の帰りを一人泣きながら待ったものだった。
母親の親戚宅への母親探しの旅が始まる。
たしかアニメであったよね。母を訪ねて三千里?
主人公マルコと小さなお猿とが母親を探しに旅するやつ
俺は・・・猿じゃなく・・・
イカツイ猿?父親に連れられ母親探し・・
父親は親戚宅の近くまで一緒に行くがそこからは
『正明行ってこい!』
素直に俺は『うん!』
ピィンポーン![]()
奥から親戚のおばさんがインターホンごしに
『ハ-イ。どちらさん。』
『あ・・正明ですけどお母さん来てませんか?』
『来てませんけど』![]()
・・・
・・・
・・・
ガチャ!
・・・
・・・
・・・
おいおい、隣近所やあるまいし、
車で一時間もかかるような所から
小学校3年生の子供一人が(確かにそこの角で父親は隠れているが・・笑)
訪ねてきてるのに門前払いはないやろう。
俺なら『どうした?ジュースかお茶でも飲むか?』
ぐらい言うんちゃう?
その夏の夕方、父親と大阪の徳庵(とくあん)駅前をとぼとぼ2人
で腹を減らせて歩いていた。
サッと父親がしゃがんで立ち上がった。
何かを拾った様子だった。
手のひらを開くとそこには
・・・
・・・
・・・
4つ折りになった
・・・
・・・
500円札があった。
2人で牛乳とパンを買って腹いっぱい食べた。
おいしかった
そして今の自分があることも【感謝】
人間、いろんな経験をすればよいが
その後、何を感じどのように
その物事に意味を付けていくのかで
人生は変わっていくものだと思う。
俺はこう思った・・
【必ずお前ら親戚連中を見返してやる!!】
そう怒らせてくれた親戚君たちにもエネルギーを頂いて
【ありがとう】