導入しようしようと思ってはいたものの、実質あまりなくても困らなかったのでしばらく何もしなかったのですが、ダイレクトボックスを導入しました。RadialのJ48です。
ダイレクトボックスの定番 Radial J48
今回のRadial J48は定番の一つとしてかなりよく使われているようですが、あまり自分はスタジオやライブハウスでは見たことがなかったような気がしました。レコーディングスタジオとかなんでしょうか？自分の印象でダイレクトボックスといえば、一番の定番はやはりBOSSのDI-1ですかね。個人で所有したことはなかったですが、色々な場面で使うことが多かったです。Radial J48と比べると、電池で動くし、バランスアウト＆アンバラアウトを両方備えていたりと、一長一短ある感じですね。
また以前Countryman Type85を所有していたことがあります。
こちらは電池の蓋がなくネジで中身をバラさないと電池が入れられない上に、電源LEDもなく電池があるんだかないのかよくわからないといったようにある意味でのプロ向けな仕様でちょっと使いにくさを感じました。こちらはその後売却した気がします。
DIで音が変わる？
今回ダイレクトボックスを購入したのは「オーディオIFにはSNを考えればバランスで入れるべきだし、ひょっとすると音質向上もするのでは？」という期待からでした。
が、使って見たもののあまり音は変わっていないような？
というわけでギターとベースで入力スルーの音と、回路バランス出力を同時に録音して比較してみました！
DIアウトと入力スルーの比較波形
ギター
ベース
- 白い線：DIアウト（バランス）
- 赤い線：入力スルー
Fabfilter Pro-Q3で比較しましたが、周波数特性はほぼ一致、音の変化の仕方もほとんど差がなく、聞いてもほぼ差がない・・・。
Radial J48は評判通りのダイレクトボックス！
音質向上みたいな期待値とはちがいましたが、逆にRadial J48は入力された波形そのままをバランス出力できるダイレクトボックス本来の仕様としてはとても素晴らしい機器ということがわかりました。そのような狙いの場合はかなり良いのではと思います。
またダイレクトボックス種類がすごくたくさんあり、中にはかなり音質を変化させるものもあるようです。音質変化みたいなところを狙うのであればRadial J48ではないものを選んだ方が良さそうですね。
シンプル版J48：Radial PRO48
Radial J48には機能を削減したシンプル版J48となるPro48というDIもあったようで・・・ちょっと調査が足りなかったかなと。
ホームページのFAQに「J48とPro48の差はGNDリフトと-15dBパッド以外の機能を削減しただけで、オーディオ回路はJ48と全く同じ。より小さく、安く、コスパの高い製品だ」とあります。自分のような「ただバランスにしたい」という用途にはこちらの方が良かった気がしますねぇ。小さくて安いです。まぁしかしJ48も当然大は小をかねるのでどちらも良いかなと。
Radial製品は全体的に少し高くてこれまで所有したことなかったですが、優秀で素晴らしいと思います！